- HOME
- コラム
- Edge of Europe
- バックパックを背負った犬が歩くたび、自然が蘇る未来
バックパックを背負った犬が歩くたび、自然が蘇る未来
次のプロジェクトとしては、イノシシの行動を再現する計画に可能性がありそうだ。種子は固く締まっている土地より、適度に柔らかくなっている場所のほうがよく育つ。イノシシは根や食用キノコを探して地面を掘り返すのに、ひづめを使っていた。農場から豚を借りてきたり、子供たちが靴にひづめのような装備を付けて活動するのもよさそうだ。
今回のプロジェクトは小規模ではあるが、「ブラウンフィールド(工業跡地)」の生物多様性を取り戻す方法としては十分な可能性がある。この保護区は、60年代にイギリスの鉄道で多くの支線が廃止となったために不要となった元鉄道用地だ。
産業革命を生んだこの国は、80〜90年代にかけて最も劇的に、痛みさえ伴って脱工業化を経験した国でもある。工場や製鉄所、炭鉱が一斉に閉鎖され、エネルギー生産の変化によって、ガス工場は不要となった。そして今のイギリスは、環境を回復させる活動に積極的に取り組んでいる。
保護区の大半は外来植物などがのさばることで多様性が失われ、一部の動物がすみにくくなっている可能性がある。この土地を最大限に活用するには、努力と想像力が必要だ。
この実験から学べるのは、犬には種をまくこともできるということだけではない。1つのアイデアが未来へと伸びていく「種」になり得ることも教えてくれる。

アマゾンに飛びます
2025年4月8日号(4月1日発売)は「引きこもるアメリカ」特集。トランプ外交で見捨てられた欧州。プーチンの全面攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
お手軽スポーツ賭博がイギリスを蝕む 2025.04.02
もうアメリカにタダ乗りできない...トランプ2期目でさすがに欧州が目を覚ました 2025.03.19
イギリス流のトランプ操縦術が始動 2025.03.05
移民の多い欧州の国々で増え続けるテロ事件...「防止」組織はテロを止められるのか 2025.03.01
政治改革を「いかにもそれやらなそう」な政党がやるとどうなるか 2025.02.15
「嫌な奴」イーロン・マスクがイギリスを救ったかも 2025.02.07
煩雑で高額で遅延だらけのイギリス列車に見切り...鉄道網が次々と「再国有化」されている 2025.01.22
-
外資系顧客向けシステムエンジニア/システムインテグレータ・ソフトハウス
株式会社リファルケ
- 東京都
- 年収450万円~1,260万円
- 正社員
-
港区/アカウントマネージャー 既存営業/乳製品貿易トップシェアの外資系メーカー/リモートワーク可
フォンテラ ジャパン株式会社
- 東京都
- 年収860万円~1,100万円
- 正社員
-
東京/大阪/名古屋/法人営業マネージャー ドイツ系機械商社/創業160年老舗外資
株式会社イリス
- 東京都
- 年収780万円~900万円
- 正社員
-
東京/外資系アカウント向けソリューション営業・グローバルシェアトップ企業/英語を活かせる
ジョンソンコントロールズ株式会社
- 東京都
- 年収400万円~750万円
- 正社員