World Voice

イタリア事情斜め読み

ヴィズマーラ恵子|イタリア

クリスマス法令と英国の変異種イタリア上陸


| コロナウイルス突然変異イギリスの新しい亜種

英国で既に分離されているコロナウイルスの亜種は高い伝染性を持ち、伝達速度は以前より70%速いという。ロンドンとイングランド南東部は明日からロックダウンで、首相は「11月に採択されたものと同様の制限になる」と強調している。

わずか3日前には「クリスマスをキャンセルするのは非人道的だ」として緩和の方向性も示唆していたのに、この新亜種の発表によって大きく変わった。


ジョンソン首相が発表した制限措置の後、土曜日の夜に何千人もの人々がロンドンを離れるために出発した。ロンドンから出る道路にも多くの行列ができた。
そして、イタリア・ローマのフィウミチーノ空港には、ヒースロー空港から発つ最後の560便で110人の乗客が到着した。

新亜種は既にオランダやデンマークの領土でも、そして、イタリア国内でも同じ変異体の症例が確認されたと保健省が2020年12月20日発表をした。

このコロナウイルスの新しい亜種は、最近イギリスから帰国した人で特定されたという。
この最初の症例があった患者は、イギリスに数日間滞在していたフィウミチーノ空港に到着したローマの患者。現在隔離中。
イタリアでは12月20日より14日前に英国に滞在した人を入国禁止。来年1月6日までフライトを一時停止することにした。

 

Profile

著者プロフィール
ヴィズマーラ恵子

イタリア・ミラノ郊外在住。イタリア抹茶ストアと日本茶舗を経営・代表取締役社長。和⇄伊語逐次通訳・翻訳・コーディネータガイド。福岡県出身。中学校美術科教師を経て2000年に渡伊。フィレンツェ留学後ミラノに移住。イタリアの最新ニュースを斜め読みし、在住邦人の目線で現地から生の声を綴る。
Twitter:@vismoglie

あなたにおすすめ

あなたにおすすめ

あなたにおすすめ

あなたにおすすめ

Ranking

アクセスランキング

Twitter

ツイッター

Facebook

フェイスブック

Topics

お知らせ