社員の「尖り」が見える...不動産業界のパイオニアが、社員の読む本を「全額負担」して得たもの
社員の「尖り」が書棚から見える仕掛けに
大賀 「知の貯金箱」は中長期的に、リブランの事業や企業文化にどのような影響を与えていますか。
鈴木 社員同士のコミュニケーションに良い変化が起きていますね。たとえば読んだ本についてSNSの投稿があれば、その人の知識の背景が相手にも伝わりやすくなります。こういう価値観なのかと相互理解が進む。また、選ぶ本が違うからこそ、互いに刺激を与え合うような新たな関係性が生まれています。社員のおすすめ書籍は会社の本棚にストックしていて、地域の方に貸し出しをしているんです。
大賀 お客様とも本を通じて交流が生まれるような知の空間がオフィスに広がっているのは素晴らしいですね。
鈴木 お客様がリブランに期待するのは「異端」であること。会社の書棚は、尖った価値がどんな知識から生み出されているのか、その背景を見せる役割もあると思っています。一般的な不動産デベロッパーなら、土地の歴史や不動産投資の本が並んでいそうですが、意図的に土俵をずらして、リブランの社員の「尖り」がお客様に見えるようにしています。
これからの住宅は「クレイジーな存在」でないと生き残れない
大賀 御社の社員は圧倒的な読書量を誇ると思いますが、読書の文化を土壌にして、今後会社をこんなふうに導きたいという方向性があればお聞かせいただけますか。
鈴木 2023年4月にリブランの社長を退任したので、具体的なビジョンは次の社長にゆだねますが、これまでと異なったパラダイムの時代の到来を見据えなくてはいけないと考えています。2035年には東京都23区の人口がピークアウトを迎えて、減少トレンドになる。リブランが提供してきた異端の価値が通用するのも、その頃までです。
今後、新たなドメインにシフトするには、これまでにない「気づき」が必要です。気づきを生み出すためのカギは「知識」と「分業」。いかに知識を積み上げて、不完全で尖った人材を育てて、効果的な分業体制を築いていくかの勝負だと考えています。
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