最新記事

キャリア

努力不足じゃない、仕事が合っていないんだ...自分の「強み」の見つけ方

2021年6月16日(水)17時59分
flier編集部
寺澤伸洋氏

Nobuhiro Terasawa

<あなたが仕事で苦しんでいるのは、自分の強みを発揮できる場所じゃないから。GAFAの部長が教える「強み」の引き出し方>

※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です。

新型コロナウイルスの感染拡大で生活のスタイルやリズムが大きく変わる中、働き方を見直す動きが広がっています。リクルートが転職活動者を対象に行った調査によると、コロナをきっかけに求職を始めた人は6割強に上り、職探しで重視する点は「やりたいことを仕事にできる」が最も多かったという結果も出ています。

一方、自分の好きなこと、強みは何だろうかと思いあぐねる人も少なくないでしょう。そうした悩みに応える指南書が『GAFA部長が教える自分の強みを引き出す4分割ノート術』(世界文化社)です。

ノートに縦軸と横軸を引いて自分の得意なこと/苦手なこと、好きなこと/嫌いなことを書き出していくことで頭の中を整理でき、自分をよく知ることができると言います。

著者の寺澤伸洋さんに、本書に込めた思いや仕事で苦労した経験談を伺いました。

合う仕事、合わない仕事

── 寺澤さんは40歳で今の会社に転職され、事業企画部長をされているのですね。

はい。最初は新卒で繊維メーカーに入って経理を担当しました。仕事が合わなくて苦痛で、10カ月で辞めてしまいました。

2社目に移り、最初の1年は営業でしたが、あまりに売れないし、面白さを感じられなかったため、またしても「もう辞めてしまおう」と思ったんですよね。それで本部長に辞意を伝えに席まで行ったところ、別室に連れていかれて、「ちょうどいいところに来た。君、異動だから」と言い渡され、直後に企画部門に移りました。

その新しい仕事がすごく自分に合っていたんです。本当に仕事が面白いと思えたのと、「自分はこれが得意だ」とか「これをやると周りが喜んでくれる。価値があるんだ」と実感しました。仕事って本当に合う、合わないってあるんだなということを実体験として学びましたね。

── そうした経験から自分の強みや苦手に気付こうと啓発するのが本書ですね。

はい。私の場合、幸い入社後すぐに合わない仕事の会社から逃げることができました。しかし苦手や嫌いな仕事から抜けられず、もがき苦しみ続ける人もいます。そうした人たちを救いたいと思ったんです。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米国との建設的な対話に全面的にコミット=ゼレンスキ

ワールド

米、ロシアが和平合意ならエネルギー部門への制裁緩和

ワールド

トランプ米政権、コロンビア大への助成金を中止 反ユ

ワールド

ミャンマー軍事政権、2025年12月―26年1月に
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:進化し続ける天才ピアニスト 角野隼斗
特集:進化し続ける天才ピアニスト 角野隼斗
2025年3月11日号(3/ 4発売)

ジャンルと時空を超えて世界を熱狂させる新時代ピアニストの「軌跡」を追う

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやステータスではなく「負債」?
  • 2
    メーガン妃が「菓子袋を詰め替える」衝撃映像が話題に...「まさに庶民のマーサ・スチュアート!」
  • 3
    「これがロシア人への復讐だ...」ウクライナ軍がHIMARS攻撃で訓練中の兵士を「一掃」する衝撃映像を公開
  • 4
    同盟国にも牙を剥くトランプ大統領が日本には甘い4つ…
  • 5
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 6
    うなり声をあげ、牙をむいて威嚇する犬...その「相手…
  • 7
    テスラ大炎上...戻らぬオーナー「悲劇の理由」
  • 8
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアで…
  • 9
    ラオスで熱気球が「着陸に失敗」して木に衝突...絶望…
  • 10
    【クイズ】ウランよりも安全...次世代原子炉に期待の…
  • 1
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 2
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやステータスではなく「負債」?
  • 3
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 4
    アメリカで牛肉さらに値上がりか...原因はトランプ政…
  • 5
    イーロン・マスクの急所を突け!最大ダメージを与え…
  • 6
    「浅い」主張ばかり...伊藤詩織の映画『Black Box Di…
  • 7
    メーガン妃が「菓子袋を詰め替える」衝撃映像が話題…
  • 8
    ニンジンが糖尿病の「予防と治療」に効果ある可能性…
  • 9
    「コメが消えた」の大間違い...「買い占め」ではない…
  • 10
    著名投資家ウォーレン・バフェット、関税は「戦争行…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 4
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 10
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チー…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中