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生産性を劇的に高める「サクタスチーム」の活用法
チームの問題を解決するための策は、たいていがプロジェクトです。
「イベントの集客をきっちりやっていこうか」
と部下に言っても、なかなか処理されません。
このようなときは「サクタスミーティング」を活用しましょう。さくさく処理できるぐらいにみんなで力を合わせてタスク分解します。そしてサクタスミーティングで落とし込んだタスクをリーダーが最後に読み上げます。
「電話フォローする100社のリストをAさん、顧客データベースから抽出してほしい。Bさんは昨年のチラシを今年のバージョンに修正してほしい。フォロー電話は10人で手分けしてやる。今週の金曜日、集中してやるからCさんが営業10人にメールで連絡してくれないか。重要な取引先10社は訪問して交渉するので、今日じゅうに私が専務と相談する。それじゃあ、サクタスでいこう!」
物事を「なあなあ」にしておきたい人には緊張感を与え、反対に物事を「はっきり」させたい人には安心感を与えます。チームに締まった空気ができるため、チーム全体でタスク分解することは大切なプロセスです。
運気を呼び込む「サクタスチーム」
「ついていない」「最近落ち込むことが多い」など、気持ちが下がっているときほど、私は目の前にあるタスクをさくさく処理しようとします。やるべきことをスピーディに片付けていくとストレス発散に繋がるのです。
「ついてる」「ついてる」と口ずさんでいれば、いずれやる気が湧き上がってくるという人も多いでしょう。しかし私は手を動かしていたほうが気がまぎれます。
「サクタス」を心掛けていると、運気が上がっていきます。不安や不満なことを誰かに話すことでスッキリする人もいますが、いくら人に話をしたところで、やらなければならないタスクがどんどん先送りされるだけ。
よけいに自分を苦しめることにも繋がります。ぐずぐず言って、タスク処理を先延ばしにするのは「グズタス」です。
だからサクタス。いつもサクタスを意識していれば、抱えていたもの(タスク)が手離れしていく快感を味わえます。
チーム全体でサクタスを心掛ければ雰囲気もよくなるし、チームの運気も上がっていきます。
誰かが悩んでいるとき「サクッと助ける」という意味も「サクタス」には込められていますから、自分の抱えているタスクを片付けたら、他のメンバーのタスク処理を手伝います。そういう余裕が生まれることがサクタスのよさです。
ぐずぐずして、いつまで経ってもタスクを処理せず、雰囲気を悪くしている「グズタスチーム」にならないよう、常にタスク単位で物事を考える風土をチームに定着させていきたいですね。長時間労働ができない時代ですから、リーダーが中心となって「サクタスチーム」を作っていきましょう。
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