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金スポット価格が再び過去最高値、トランプ関税懸念で安全資産に資金流入

2025年04月02日(水)00時50分

金価格が1日の取引で再び過去最高値を更新した。写真は1月、ドイツ・ミュンヘンの金取引所で撮影(2025年 ロイター/Angelika Warmuth)

Anmol Choubey

[1日 ロイター] - 金価格が1日の取引で再び過去最高値を更新した。トランプ米大統領が2日に公表する「相互関税」を巡る懸念が高まる中、安全資産とされる金に資金が流入しており、前日の取引で金スポット価格は史上初めて1オンス=3100ドル台に乗せていた。

この日の取引で金スポット価格は1オンス=3148.88ドルと、再び過去最高値を更新。米東部時間午前中盤の取引では0.3%高の3132.53ドルで取引されている。

金先物は0.4%高の3164.20ドル。

スプロット・アセット・マネジメントのシニア・ポートフォリオ・マネージャー、ライアン・マッキンタイア氏は「中央銀行による旺盛な買いに加え、トランプ氏が掲げる関税措置に起因する地政学的、経済的な不確実性の高まりで金価格が押し上げられている」と指摘。「不確実性はかなりの長期間にわたり続く」とし、金価格の上昇は当面は続くとの見方を示した。

ロイター
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