マスク氏、近く政権離脱か トランプ氏が側近に明かす=報道

トランプ米大統領が閣僚を含む側近らに対し、実業家イーロン・マスク氏が数週間以内に現在政権で果たしている役割から退くと明かしたことが分かった。写真は2月、ホワイトハウスで撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)
[ワシントン 2日 ロイター] - トランプ米大統領は閣僚や側近らに対し、実業家イーロン・マスク氏が近く現在政権で果たしている役職から退くと明かした。米政治専門サイトのポリティコが2日、関係筋3人の情報として報じた。
トランプ大統領とマスク氏はここ数日で、マスク氏が近く自身の事業に復帰することを決定したという。
マスク氏は政権の「政府効率化省(DOGE)」を率い、連邦政府職員の大幅削減などを進めている。
マスク氏が5月下旬─6月上旬までの130日間の任期終了前に退任するかどうかは不明。ただホワイトハウスは、マスク氏はDOGEでの任務終了後に同役職から退くとしている。
情報筋はロイターに対し、マスク氏はDOGEでの仕事が終わるまで退くつもりはなく、「誰もマスク氏を追い出そうとはしていない」と語った。
さらに、マスク氏のDOGEでの仕事は130日以内に完了する見通しで、マスク氏はその見通しをトランプ大統領に何度も伝えたという。また、投資家らはマスク氏が自身の事業に戻ることを望んでいるとみられる。
マスク氏を巡っては、連邦政府職員の大量削減などの強硬策を巡り国内で懸念が広がり、共和党議員らも有権者の反発に直面している。
こうした反発はマスク氏率いる電気自動車(EV)大手テスラの業績にも影を落としており、2日発表された第1・四半期(1─3月期)の世界納車台数は前年同期比13%減の33万6681台と、約3年ぶりの低水準となった。
米政権離脱に関する報道を受け、テスラ株は約5%上昇。序盤の取引では、テスラの世界販売が13%減となったことを受け、一時6%強下落していた。