ドイツの街角から
2022年ドイツ統一記念日の祝典開催地エアフルトを訪ねる その1
統一の喜びを味わう特別ワイン
ドイツには13のワイン生産地があり、そのひとつにはテューリンゲン州北部のザーレ・ウンストルート生産地も含まれ、ラメロウ州首相は大変誇りに思っていると感想を述べました。そんな背景から、今年は統一を祝う旧東西ワイナリーの醸造したワインが誕生したのです。
統一ワインは、今年のテーマ「共に成長する」に基づき、旧東西にワイナリーを構えるクラウス兄弟が手掛けたそうです。
ラインヘッセン/ラインラント・プファルツ州のソーヴィニヨン・ブラン(兄マルクスさん)と、ザール・アンストルート/テューリンゲン州のリースリング(弟アンドレアスさん)をブレンドした白ワインです。
ワインによって、東西統一を思い起こすだけでなく、「統一の喜び」を味わい、かつ体験することができるはず。
8月下旬より、一部のワインレストランで限定提供しているそうです。今回、私は味わうことができませんでした。残念。
次回は、市民祭の主要開催地の紹介とエアフルトを訪問したら是非見学したいスポットをお伝えします。
取材協力
著者プロフィール
- シュピッツナーゲル典子
ドイツ在住。国際ジャーナリスト協会会員。執筆テーマはビジネス、社会問題、医療、書籍業界、観光など。市場調査やコーディネートガイドとしても活動中。欧州住まいは人生の半分以上になった。夫の海外派遣で4年間家族と滞在したチェコ・プラハでは、コンサートとオベラに明け暮れた。長年ドイツ社会にどっぷり浸かっているためか、ドイツ人の視点で日本を観察しがち。一市民としての目線で見える日常をお伝えします。
Twitter: @spnoriko