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ドイツの街角から

シュピッツナーゲル典子|ドイツ

ドイツ・2020年の年収ランキング1位は医師 コロナ禍や地域により格差も

最後に今回のテーマから離れてしまいますが、少しだけ付け加えたいと思います。

お金の余裕があれば心の余裕も生まれやすいでしょう。買いたいものも買えるし、海外旅行も気軽にできます。ですが、昨年から続くコロナパンデミックで想定できないことも起こり得ることを痛感しました。そして一瞬のうちに、これまでの生活環境が崩れ去り、大切な人を失うことも目前で起こっています。とはいえ、移動規制が続いても日常生活で困ることはありません。

エピキュリアンという言葉をご存知でしょうか。大意は享楽者や快楽主義者。その語源となった古代ギリシャの哲学者エピキュロスは、生きていくうえでの快楽を追及したそうです。そしてたどり着いたのが「満足という名の贅沢」だったとか。(ニーチェの言葉より)

健康である幸せ、そして満足という名の贅沢の尊さをかみしめながら、イースターホリデー(4月1日から5日まで)を自宅で過ごしたいと思います。

ハッピーイースター Frohe Ostern!

参考文献・ドイツ連邦統計局

 

Profile

著者プロフィール
シュピッツナーゲル典子

ドイツ在住。国際ジャーナリスト協会会員。執筆テーマはビジネス、社会問題、医療、書籍業界、観光など。市場調査やコーディネートガイドとしても活動中。欧州住まいは人生の半分以上になった。夫の海外派遣で4年間家族と滞在したチェコ・プラハでは、コンサートとオベラに明け暮れた。長年ドイツ社会にどっぷり浸かっているためか、ドイツ人の視点で日本を観察しがち。一市民としての目線で見える日常をお伝えします。

Twitter: @spnoriko

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