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Fair Dinkum フェアディンカム・オーストラリア

平野美紀|オーストラリア

ケアンズで体感する、1年以上コロナ・フリーのヘルスコンシャスな食と暮らし

年々アップするケアンズの食のレベル

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ジューシーなオージー・ビーフもクイーンズランド州の特産品のひとつ。「農場から食卓へ」というフレーズが頭をよぎるイタリアン・レストラン「Bellocale」のアンガス牛のフィレ・ステーキ。(2021年5月 撮影 PHOTOGRAPH BY MASAHIRO HIRANO)

ケアンズは、ここ10年ほどで驚くほど食のレベルがアップした街のひとつでもある。以前は、よく日本人がイメージしがちな「オーストラリアといえば、草鞋(わらじ)のようにデカいステーキ」といったような、大雑把な料理が多かったが、今はそんなイメージは一瞬にして吹き飛んでしまうほど、洗練されたレストランやカフェが増えた。

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世界遺産の熱帯雨林から流れ出す清らかな水を使った極上ビールを醸造するブリュワリー・レストラン「Hemingway's Brewery」。右上/オリジナル・ビールを5種類選べる「ビア・パドル」。『世界遺産ビール』と呼びたくなるほど、芳醇な味わい。(2021年5月 撮影 PHOTOGRAPH BY MASAHIRO HIRANO)

なにより、多くの食材が地元産であることに加え、トロピカルな気候で作られる豊富な食材が、新鮮なままテーブルに届き、この地域ならではの『おいしいもの』に出会える確率が高いのもうれしい。

こうした意味でも、Far North Queensland(クイーンズランドのはるか北方)は、グルメなディスティネーション(旅先)として注目のエリアといえる。

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左/海沿いの「Muddy's Cafe」でココナッツ・ヨーグルトとフルーツ、スムージーのヘルシーな朝食。右上/ケアンズ一おいしいと評判の「Bellocale」のティラミス。右下/おしゃれなバーガー専門店「Jimmys Burger」のクリスピー・チキン・バーガー。(2021年5月 筆者撮影)

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地元産のフルーツ満載のデザート盛り合わせプレート。目に美しく、舌にも至福のひととき...(2021年5月 撮影 PHOTOGRAPH BY MASAHIRO HIRANO)

グレート・バリア・リーフで1日たっぷり遊んだ後、新鮮なシーフードや驚くほどジューシーなローカル・ビーフでお腹を満たし、採れたてのトロピカル・フルーツ満載のデザートを頬ばるのは、ケアンズ最大の楽しみのひとつなのだ。

おいしいもので満腹になって眠りにつくのは、なんともいえない「幸せ」な時間 ──

明日は早起きをして、さらにおいしいものを探しに、ちょっと足を延ばしてみようか...

Special thanks to:Tourism Tropical North Queensland, Tourism and Event Queensland

 

Profile

著者プロフィール
平野美紀

6年半暮らしたロンドンからシドニーへ移住。在英時代より雑誌への執筆を開始し、渡豪後は旅行を中心にジャーナリスト/ライターとして各種メディアへの執筆及びラジオやテレビへレポート出演する傍ら、情報サイト「オーストラリア NOW!」 の運営や取材撮影メディアコーディネーターもこなす。豪野生動物関連資格保有。在豪23年目。

Twitter:@mikihirano

個人ブログ On Time:http://tabimag.com/blog/

メディアコーディネーター・ブログ:https://waveplanning.net/category/blog/

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