最新記事
CASINO

吉本芸人も聴取!オンラインカジノに「違法と知らず」ハマってしまう3つの理由

2025年2月26日(水)10時05分
鎌田和歌(フリーライター)*DIAMOND Onlineからの転載

スマホでゲームしているのと変わらない

政府広報オンラインによれば、銀行口座やクレジットカードをひも付けさせた上で最初は「入金不要 初回ボーナスプレゼント」とうたって誘い込むという。ネット上での買い物や、アプリや配信者への課金に抵抗感がある人は少なくなっている。スマホやPCでゲームを楽しむ人は多く、それらの延長のようなつもりで足を踏み入れる若年層がいることも考えられる。

2月12日の読売新聞は「ネットカジノ 『違法と知らず』は通用しない」というタイトルで、「オンラインカジノの運営会社は、海外で合法的に事業を展開しているケースもあり、摘発が難しい」「オンラインカジノの多くは、日本語で『安心・安全』『合法だ』と宣伝している。政府は実態を調べ、違法性が認定されれば、ネット事業者らに削除を促すなど厳しく対応する必要がある」と指摘している。


海外で合法でも日本でやったら検挙。未だ、こう広めていく必要がある段階なのだろう。

2、スマホやPCでできる気軽さ

スマホによるゲーム依存の問題はかねてから指摘されているが、ギャンブル依存もこれと同じで、いつでもどこでも気軽にアクセスできるから始めやすいし、「これ以上はまずい」と思っていてもやめることが難しくなる。

賭場に行く必要も、賭け事に詳しい人脈を作る必要もない。昭和の時代のギャンブルとは圧倒的に違うのが背徳感の薄さだろう。また、家族から見れば家にいてスマホでゲームをしているのと変わらないので、それがギャンブルだとはわかりづらい。

若年層がゲームや配信に課金しすぎてしまうトラブルも親にとっては怖いが、ギャンブルとなればそれ以上だ。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ECB幹部、6月の0.25%追加利下げでコンセンサ

ワールド

PLO副議長にシェイフ氏、アッバス議長の事実上の後

ビジネス

米経済停滞の予想6割に、物価高継続の見方=JPモル

ワールド

アングル:コメ譲歩に慎重論、車関税の除外不透明 日
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 5
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 6
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 7
    体を治癒させる「カーニボア(肉食)ダイエット」と…
  • 8
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 9
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 10
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我…
  • 1
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初期に発見される
  • 4
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 5
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
  • 6
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 7
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 8
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 9
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 10
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 6
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 7
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 8
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 9
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 10
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中