吉本芸人も聴取!オンラインカジノに「違法と知らず」ハマってしまう3つの理由
今回のニュースを受けて、「知らずにオンラインカジノを始めてしまう人もいる」「海外のオンラインカジノ広告に日本人も出演している」といった反応もあるが、政府や警察も「オンラインカジノはアウト(犯罪)」を、どう啓発していけばいいか苦慮している状況があるように見える。有名スポーツ選手やタレントの書類送検や事情聴取、警察の「啓発」の一環なのではという指摘も見られる。
どうであれ、ギャンブルの危険性はこれまでも繰り返し言われてきたことだ。ギャンブル依存に対する啓発活動が行われる一方で、人の射倖心を煽りたくみに誘う手口があることを知り、備えなければならない。改めて、現代におけるオンラインカジノの問題点を挙げてみたい。
海外で合法だから...は通用しない
1、違法だとわかりづらい?
政府広報オンラインでは「違法だと知らなかったと主張すれば罪にならない」という言い逃れがあることが示唆されているが、実際に最初は違法だと知らずにハマる人もいるのかも知れない。なぜなら、ネット上ではオンラインカジノは「安全」だとか「こういう利用の仕方をすれば安心」といった誘導が日本語でも行われているからだ。
2024年4月に放送されためざましテレビでは、街の若者の7割がオンラインカジノが違法だと知らなかったとされる。
「オンラインカジノ 安全」「オンラインカジノ 違法」などで検索すると、この記事を書いている時点ではトップに警察庁の「オンラインカジノを利用した賭博は犯罪です!」というページが表示されるようになっていた。ただし、このような検索で怪しげなサイトが引っかかってしまうこともある。
オンラインカジノが合法的に行われている国もあり、日本からもアクセスすることができる。日本にいれば日本の法律が適用されるので、海外で合法だから......は通用しないのだが、「オンラインカジノをやってみたい」という欲求が先走ると、「安全」「合法」といった文字しか目に入らなくなるのかもしれない。