最新記事
CASINO

吉本芸人も聴取!オンラインカジノに「違法と知らず」ハマってしまう3つの理由

2025年2月26日(水)10時05分
鎌田和歌(フリーライター)*DIAMOND Onlineからの転載
吉本芸人も聴取!オンラインカジノに「違法と知らず」ハマってしまう3つの理由

Davizro Photography -shutterstock-

<有名人による「オンラインカジノ」でのトラブルが相次いで報道されている。有名人の賭博問題は昭和の時代からあったが、近年で顕著なのはスマホが普及したことによるカジノへのアクセスしやすさだ。背景にある問題とは。(フリーライター 鎌田和歌)>

吉本芸人と銀メダリストの賭博報道

賭博が人の心をくすぐるのは今も昔も同じで、だからこそ規制がある。日本では競馬や宝くじなど、公営で認められているいくつかの例外をのぞいては禁止されている。しかし野球や相撲、麻雀など、水面下でこっそりと賭博が行われることは数知れず、特に著名人がこれに関わったことが明らかになると、大きく報道されてきた。

つい最近報道されたのは、スポーツ選手と芸人による賭博のニュースである。これはどちらも「オンラインカジノ」だった。


東京五輪に卓球男子団体のメンバーとして出場し銀メダルを獲得した丹羽孝希選手の書類送検が報道されたのが1月末。海外のオンラインカジノで賭けを行ったとされ、所属チームから契約を解除されている。

また、2月に入り、吉本興業が「所属タレントの活動自粛」を発表。名前は明らかにされなかったが、その後の報道で、双子芸人「ダイタク」の吉本大と、「9番街レトロ」のなかむら★しゅんがオンラインカジノの賭博容疑で警視庁から任意の事情聴取を受けていたと明らかになった。

オンラインカジノは近年問題が指摘され始めており、政府広報オンラインでは今年1月9日に「オンラインカジノによる賭博は犯罪です!」という記事を公開している。

このページで強調されているのは、オンラインカジノに「グレーゾーン」はなく、違法であるという点である。以下、同サイトから引用する。


「オンラインカジノは海外で合法的に運営されているから利用しても大丈夫」「日本には取り締まる法律がない」「違法だと知らなかったと主張すれば罪にならない」といった誤った情報発信も見受けられますが、日本国内からオンラインカジノにアクセスして賭博を行うことは犯罪です。オンラインカジノの違法性に「グレーゾーン」はありません。

試写会
『クィア/Queer』 ニューズウィーク日本版独占試写会 45名様ご招待
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

日産自の業績に下方圧力、米関税が収益性押し下げ=S

ビジネス

NEC、今期の減収増益予想 米関税の動向次第で上振

ビジネス

SMBC日興の1―3月期、26億円の最終赤字 欧州

ビジネス

豪政府「予算管理している」、選挙公約巡る格付け会社
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 5
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 6
    体を治癒させる「カーニボア(肉食)ダイエット」と…
  • 7
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 8
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 9
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 10
    ロシア武器庫が爆発、巨大な火の玉が吹き上がる...ロ…
  • 1
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 5
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初…
  • 6
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 7
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 8
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 9
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 10
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 4
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 7
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 8
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 9
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 10
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中