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ロシアは攻撃中止を、ゼレンスキー氏はクリミア手放す用意=トランプ氏

2025年04月28日(月)18時30分

 4月27日、トランプ米大統領は、ニュージャージー州で記者団に対し、ロシアはウクライナへの攻撃を中止すべきだと述べた。写真はミサイル攻撃を受けたキーウ。4月25日、キーウで撮影(2025年 ロイター/Alina Smutko)

[モリスタウン(米ニュージャージー州) 28日 ロイター] - トランプ米大統領は27日、ニュージャージー州で記者団に対し、ロシアはウクライナへの攻撃を中止すべきだと述べた。また、ウクライナのゼレンスキー大統領がロシアとの和平合意の一環でクリミアを手放す用意があるとの認識を示した

トランプ氏はロシアがウクライナへの攻撃を続けていることに失望していると発言。バチカンで26日に行われたゼレンスキー大統領との会談は順調だったと述べた。

ゼレンスキー氏にはロシアとの和平合意の一環でクリミアを手放す用意があるかと質問には「そうだと思う。クリミアは12年前のことだ」と答えた。クリミアは2014年にロシアが一方的に併合した。

トランプ氏は、民主党のオバマ元大統領とバイデン前大統領が「一発の銃弾も発射せずに」ロシアによるクリミア併合を許したと批判。

「だから、クリミアについて私に言うのはやめてくれ。オバマとバイデンに言ってくれ。覚えておいてほしいのは、こればバイデンの戦争だ。トランプの戦争ではない。私は問題を解決するために来た。問題は多くの人々が命を落としているということだ」と語った。

ゼレンスキー氏については「落ち着いてきたようだ。彼は状況を理解していると思うし、合意を結びたいと考えているようだ」と述べた。

ロイター
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