エールフランスがミレニアル世代向けの航空会社を立ち上げ 制服もカジュアル
厳しい業界を生き抜く戦略は年齢差別的?
CNNは前述の記事で、エールフランスの広報担当者が、40歳でも搭乗は許されると話した、と伝えている。テレグラフはこれを受けて、「ミレニアル世代からもっとずっと離れた年齢の人は搭乗できるのか、客室乗務員はミレニアル世代じゃないとダメなのか、などは不明」としている。
また、ベルギーの航空専門サイト「luchtzak」の掲示板でも、航空会社が特定の世代向けのサービスを展開することが話題になっており、「私40歳だけど、すごくネット使うよ」という声や、「年齢差別的だ」という意見もみられた。一方で、シャルル・ド・ゴール空港で働いているという人は、「イージージェット(英国のLCC)に乗ってフランスやヨーロッパに来る若いアメリカ人はすごく多い。朝5時から夜9時までターミナル2D(イージージェットのあるターミナル)は人でいっぱい」と書き、Joonの潜在顧客が多いことを示唆した。
CNNはエールフランスのこの動きについて、ミレニアル世代を取り込もうという以外にも、ヨーロッパの長距離航空会社やLCC、さらに、同社の市場シェアを侵食しつつある中東の大手航空会社に対抗するためと分析している。
なお、英国のフラッグ・キャリア、ブリティッシュエアウェイズも6月に、「妹航空会社」としてアメリカ大陸への航路を主力商品とする「Level(レベル)」を就航させている。
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