コラム

中国海外留学生「借金踏み倒し=愛国活動」のありえない倒錯ぶり

2024年06月01日(土)18時05分
ラージャオ(中国人風刺漫画家)/トウガラシ(コラムニスト)

ポイント

天安門事件 1989年6月3日夜から4日早朝にかけて、民主化を求めて北京・天安門広場に集まった学生や市民を軍が強制排除した事件。当局発表で死者は319人だが、実際はもっと多いとされる。

美帝 毛沢東時代に国共内戦と朝鮮戦争、ベトナム戦争で対立した美国(アメリカ)の資本主義体制や軍事大国ぶりを帝国主義だと批判する呼称。同じく対立したソ連は「蘇修(ソ連修正主義)」と罵倒した。

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2025年4月29日号(4月22日発売)は「独占取材 カンボジア国際詐欺」特集。タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

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プロフィール

風刺画で読み解く中国の現実

<辣椒(ラージャオ、王立銘)>
風刺マンガ家。1973年、下放政策で上海から新疆ウイグル自治区に送られた両親の下に生まれた。文革終了後に上海に戻り、進学してデザインを学ぶ。09年からネットで辛辣な風刺マンガを発表して大人気に。14年8月、妻とともに商用で日本を訪れていたところ共産党機関紙系メディアの批判が始まり、身の危険を感じて帰国を断念。以後、日本で事実上の亡命生活を送った。17年5月にアメリカに移住。

<トウガラシ>
作家·翻訳者·コラムニスト。ホテル管理、国際貿易の仕事を経てフリーランスへ。コラムを書きながら翻訳と著書も執筆中。

<このコラムの過去の記事一覧はこちら>

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2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

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