パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタミンB12」と食事療法とは?

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<不安の原因は意外にも...。ガスが溜まりやすくなる食べ物について>
あがり症、不安などはあなたのせいではなく、脳の誤動作かも? 食事、運動、「テンセンテンス法」、「5つのチャンネルテクニック」など、脳に「良い手本」を見せるだけで、パニック発作はおさまる。
ベルリン有名クリニック臨床心理士による脳科学に基づく画期的な方法とは? ドイツ大ベストセラー『敏感すぎるあなたへ 緊張、不安、パニックは自分で断ち切れる』(CEメディアハウス)の第1章「不安やパニック──その真の原因は?」より一部編集・抜粋。
ほとんどの人が一生の間にはパニック発作のようなものを一度か二度は経験することをご存じでしたか?
その理由はいろいろあります。たとえば抗生物質に対するアレルギー、一時的なビタミンB12の欠乏、食べ物が原因の短期間の甲状腺の機能低下、消化不良などもそうです。
けれどもビタミンや他の栄養素が不足しても、普通はすぐに元に戻ります。わたしたちは不足している物質を含んでいる食べ物を食べずにはいられなくなるため、パニックに似た状態は起きたときと同じ速さで消えます。
アドバイス:ベジタリアンやビタミンB12を豊富に含んでいるレバー、肉、牛乳、卵を食べないヴィーガンの方には、パニック発作が起きたとき、ビタミンB12をサプリで摂ることをお勧めします。
またガスが溜まりやすい食品や麦のほとんどに含まれるグルテンの消化不良も、パニック発作の原因となりえます。これはロエムヘルド(レームへルト)症候群といい、20世紀初めに内科医、ルートヴィヒ・フォン・レームへルトにより発見されたのでこう呼ばれています。