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空港アクセス鉄道への反対運動に参戦した、オカシオコルテス下院議員の目算
最大の問題は費用で、このように多くの反対意見があり、また地元住民も反対している中で、20億ドル(2200億円)という巨費を投じる意味があるのかと、タブロイド紙である「ニューヨーク・ポスト」や「ニューヨーク・デイリーニュース」などは反対の論陣を張ってきました。
そこへ、この1月からは地元クイーンズ区選出のアレクサンドリア・オカシオコルテス下院議員(通称はAOC、民主・新人)が、「エアリンク反対」に参加。厳しい口調でクオモ知事を批判するとともに、「いつもは自分を叩いているタブロイド紙との共闘」を宣言するにいたりました。
AOCはこの「エアリンク反対」とタイミングを合わせて「民主党は中道保守の政党であり、アメリカにはホンモノの左派政党がない」というキャンペーンをスタートしています。これは、来月から始まる民主党予備選のなかで師匠であるバーニー・サンダース候補を応援すると同時に、クオモ・ニューヨーク州知事など「民主党内の中道政治家」への批判を強めようということのようです。
昨年1月に初登院以来、新人とは思えぬ存在感でニューヨークと中央政界で話題となっているAOCですが、ニューヨークへのアマゾン第2本社誘致構想に真っ向から反対し、これを潰したのはあまりにも有名です。今回の「ラガーディア・エアリンク」の問題が果たしてどういう結果になるかは、今後の政治活動の試金石となりそうです。
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