中国不動産の碧桂園、一部債権者とオフショア債務再編で合意

4月11日、 債務不履行(デフォルト)に陥った中国の不動産大手、碧桂園(カントリー・ガーデン)は債務再編を巡り、既存のオフショア債券の30%近くを保有する債権者らと合意に達したと発表した。写真は同社のロゴ。上海で2023年8月撮影(2025年 ロイター/Aly Song)
[11日 ロイター] - 債務不履行(デフォルト)に陥った中国の不動産大手、碧桂園(カントリー・ガーデン)は11日、債務再編を巡り、既存のオフショア債券の30%近くを保有する債権者らと合意に達したと発表した。別の銀行債権者グループとも条件の最終調整で合意に近づいているという。
同社はオフショア債務164億ドルの70%削減に向けた再編プロセスを進めており、103億ドルの債券の29.9%を保有する債権者がこの計画に同意したという。
また、未払い元本36億ドルのシンジケートローン3件を保有する7行との合意も近いという。
碧桂園は満期の最大11年半延長や強制転換社債など、債務再編で5つの選択肢を債権者に提示している。
再編案は、既存債務の未払い元本総額140億7000万ドルが対象。
また、同社の会長で筆頭株主の楊恵妍氏が11億5000万ドルの株主ローンを転換することに同意した。