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「自爆テロ型犯罪」を防ぐため、原因追究以外にすべきこと
人は緊張したとき、動かしたくなくても手が震えたり、声が震えたりする。挙げた手が静止して見える場合でも微妙に震えている。身体的・精神的なストレスによる一過性の「ふるえ」は顔の皮膚にも現れる。そうした表情筋の微振動を解析して、その人の現在の緊張度を測定しようというのが、ディフェンダーXである。
このソフトウェアは、生理学的にはポリグラフ(俗称「うそ発見器」)や、離れていても心拍と呼吸を感知できるドップラーセンサー(電波センサー)の原理に近い。
また、ディフェンダーXは顔認証ソフトウェアと異なり、犯罪者や出所者の顔のデータベースを必要としない。あくまでも、「今ここ」での緊張状態を調べるにすぎないからだ。したがって、顔認証ソフトウェアのような人権侵害のおそれはない。
これを防犯カメラに搭載すれば、施設の近くで中の様子をうかがっている犯罪企図者や、凶器を隠し持って中に入ろうとする犯罪企図者を検知し、自動的に警察官や警備員に通報できる可能性がある。雑居ビルの店舗が自爆テロ型犯罪のターゲットになる場合には、各店舗が導入しなくても、ビルの入り口に1台導入するだけで犯罪企図者を早期発見できるだろう。なぜなら、犯罪企図者は雑居ビルに入る段階でかなり緊張しているからだ。
自爆テロ型犯罪を防ぐには、防犯ブザーなどのマンツーマン・ディフェンスでは無理がある。犯人を近づけない多層防御こそ安全で確実な対策だ。個人に頼るマンツーマン・ディフェンスから場所で守るゾーン・ディフェンスへのパラダイムシフトが求められている。
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