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ウクライナ軍が7集落を解放...プーチンは「敵は目的を達成できていない」と強がるだけの「裸の王様」に
6月4日にウクライナ軍の反攻が始まってから主に東部ドネツク州とアゾフ海に直結する南部ザポリージャ州で激しい戦闘が行われている。ハンナ・マリャル国防次官は11日、テレグラムチャンネルで「敵は海兵隊、空挺部隊、第49軍を中心に最も有能な部隊をヘルソン方面から移動させている。ロシア軍がダムを爆破した目的は明白だ」と指摘している。
「ロシア占領軍司令部はさまざまな方向からの反攻を抑止できないことを自覚し、ウクライナ軍の行動可能な地域をドネツク州とザポリージャ州に狭める作戦を実行した。ウクライナ軍に戦力と資源を災害対策に振り向けさせ、ヘルソン州のドニプロ川左岸のロシア軍占領地域の解放を不可能にしようとしている」とマリャル国防次官は分析する。
11日にはテレグラムチャンネルを通じ「わが軍が攻勢をかけるドネツク州バフムート地区で突撃作戦を継続している。ベルクホフ貯水池エリアで250メートル前進した。南部では2方向で300~1500メートルの前進があり、ブラホダトネ、マカリフカの2つの村が解放された。わが軍が防御する地域で陣地は失われていない」と発表した。
プーチン「ウクライナ軍は目的を達成できていない」
11日、ブラホダトネではオレクサ・ドブブシ第68別働隊旅団が国旗を、ネスクチネでは第129領土防衛旅団第7機動化歩兵大隊が「10日に解放した」と旅団旗を掲げる動画をそれぞれSNSに投稿した。第7機動化歩兵大隊の司令官は「わが大隊に誇りを感じている。ウクライナの領土を解放するためあらゆることをしたわれわれ戦闘員への誇りだ」と胸を張った。
マリャル国防次官によると、12日時点でドネツク州とザポリージャ州の作戦区域で6.5キロメートル前進、90平方キロメートルを奪還し、 7集落が解放された。一度はロシア民間軍事会社ワグネルグループ創設者エフゲニー・プリゴジンが「完全掌握」を宣言したバフムート地区でも左側面で1.5キロメートル、右側面で3.5キロメートル前進したという。
東部ルハンスク州、ドネツク州を解放する「特別軍事作戦」を錦の御旗に掲げるロシアのウラジーミル・プーチン大統領はまたも面子を潰された。プーチンは9日、ソチで御用メディアの「ウクライナの反攻の芽は摘まれ、キーウ政権の攻撃力を無力化できたと言えるか」という質問に「ウクライナ軍は目的を達成できていない」と断言したばかり。