- HOME
- コラム
- Edge of Europe
- 洗わないのがクールに イギリスで流行しだした「no…
洗わないのがクールに イギリスで流行しだした「no wash」「low wash」
しわのない白シャツが不要な仕事環境に
思うに、洗濯に対する僕の態度は何年も前のある出来事によって形作られた。貧乏学生だった僕は、(イギリスのブランド)ベン・シャーマンの肌触り柔らかなコットン製のシャツに大金をつぎ込んだことがあった。1回か2回着てから、母がそれを洗濯した――確実にきれいに洗うためにイギリス人がよくやりがちな、高温のお湯で。
シャツは縮んで袖が僕の手首から5センチも短くなってしまった。僕は袖をまくってその後数回来たけれど、それを見るたびにお気に入りのシャツがダメになったことを思い知らされ、結局は僕より腕の短い誰かに譲ってしまった。
明らかに、ここには文化的な側面がある。実際、匂いもしていないしあと2~3日は着られそうだから洗濯する必要なし、と思ったシャツでも、薄汚れてしわくちゃだったら、仕事に着ていくわけにはいかないものだ。
もしかすると、それこそがポイントかもしれない。自宅でリモートワークをしてオフィスに行くのは週に1度か2度という人が増えた。あるいはパリッと糊のきいた白シャツが必要とされない場所で仕事する人が増えた。というわけでおそらく、僕はトレンドを先取りした先見の明のある人物だったというわけではないが、フリーランス記者という生活スタイルのおかげで、単純に大抵の人より早くこのトレンドを取り入れられたのだろう。
2025年1月21日号(1月15日発売)は「トランプ新政権ガイド」特集。1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響を読む
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
2025年、ついにオアシス再結成......その真実を語ろう 2025.01.08
土地持ち農家は高額な相続税を払え...英労働党の新方針が農村部で大不評 2024.12.27
シリアに散った眼帯のジャーナリスト...アサド政権崩壊で思い返したいこと 2024.12.12
バックパックを背負った犬が歩くたび、自然が蘇る未来 2024.12.06
イギリスを悩ます「安楽死」法の重さ 2024.12.04
引責辞任したカンタベリー大主教のセレブで偽善的でえげつない素顔 2024.11.30
トランプを勝たせたアメリカは馬鹿でも人種差別主義でもない 2024.11.27
-
港区 営業アシスタント「海外ネットワークを持つ外資系総合商社」フレックス/残業月10h/年休120日
コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド
- 東京都
- 年収500万円~550万円
- 正社員
-
一般事務/メーカー 残業なし/外資系企業/20-30代活躍中
株式会社スタッフサービス ミラエール
- 東京都
- 月給20万6,000円~
- 正社員
-
貿易事務/流通関連 駅チカ/外資系企業/20-30代活躍中
株式会社スタッフサービス ミラエール
- 東京都
- 月給20万6,000円~
- 正社員
-
経験5年必須/プリセールス/年商250億円企業/リモート可/外資系企業
SAI DIGITAL株式会社
- 東京都
- 年収400万円~750万円
- 正社員