LA最先端「D2C・消費財」ビジネスの裏側
インスタグラムを越す!? アメリカで話題「Dispo」海外市場初に日本を選んだ理由とは?
アメリカ発・人気急上昇中の次世代写真SNS『Dispo(ディスポ)』。本日(日本時間12日)に日本版が公開された。
Dispoは日本の「フィルムカメラ」をモチーフに、翌朝9時まで撮った写真が見れない。また、"犬好き" "フード"などのテーマごとの写真保存先「ロール」で世界中の人と同じテーマで写真をアップすることができ、好きなカテゴリーを通じてゆるく繋がることができるのも人気の理由だ。
2019年にアメリカの大人気Youtuber、David Dobrikによりアプリ『David's Disposable』がローンチし、そのβ版『Dispo』が今年2月にローンチされた。
『Dispo』はなぜ、日本を初グローバルローンチの場として選んだのか?そして日本市場での夢はなにか?
今回『Dispo』のCEO・Daniel Lissと創業者でインフルエンサーのDavid Dobrikに話を伺った。
左(上):『Dispo』のCEO・Daniel Liss 右(下): 創業者でYoutubeの登録者数1890万人を持つDavid Dobrik
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(書き手:木村美紀)
<Dispoの経緯とアメリカでの現状>
── まず、Dispoを立ち上げた経緯を教えてください。
David: 私は元々写真を撮るのが大好きで、時間をかけて映えた写真を撮るより、その瞬間を収めた写真を振り返るのが一番の楽しみでした。
そんなある日、LAのパーティーで考えさせられる出来事がありました。
パーティーでは女性達が着飾り、角度やライトニングを何度も変え、「映え」を求め必死に撮影していました。彼女たちは明らかにプレッシャーを感じていて、写真の本来の楽しみを忘れていることに気付きました。
そこである日のパーティーでは、フィルムカメラをたくさん持って行って、彼女たちが一切「写真映え」を気にせず楽しめるように、ただただ色々な人・色々な視点で撮影してみたのです。後日その写真を現像し配ったところ、酔っ払って忘れてしまった出来事をも思い出しながら楽しく振り返れました。
この楽しさをアプリでも作れないものか...と思い、フィルム方式=「David's Disposable (現:Dispo)」を作りました。
このアプリでは、翌朝9時まで写真が見れない。友達との思い出の振り返りは「ロール(フィルムロール)」でシェアすることで、フィルムカメラの特徴を再現しました。
著者プロフィール
- 三木アリッサ
Co-Founder CEO / Misaky.Tokyo
新LVMH創設を目指し'伝統×ラグジュアリー×世界進出'をテーマにロサンゼルスにて和菓子D2C「Misaky.Tokyo」など展開。シュレックを手がける'ドリームワークス'本社での販売他、トランプ大統領保有の高級ゴルフ倶楽部に30社程しか選ばれない公認ベンダーにも認定。Tiktokフォロワー10万人。Forbes Japan 地球で耀く女性100人最年少選抜(2018)/ Business Insider Japan Game Changer 2019
Twitter:@AlissaMiky