定住人口ベースでは分からない、東京23区のリアルな治安状況

定住人口あたりで算出すると千代田区の犯罪率がダントツで高いが……(画像はイメージ写真) photoAC
<都内では通勤・通学などによる地域移動が激しく、定住人口と昼間人口の間に極めて大きな差異がある>
地域の治安を測る指標として犯罪率がある。通常は、ある地域内で認知された事件の数を当該地域の人口で割って算出される。人口1万人あたり何件という具合だ。このやり方で東京都内23区の犯罪率を出すと、都心部で高い。千代田区がダントツだ。
だが都心は、昼間に他地域から大量に人口が流入してくるので、それだけ犯罪の件数は多くなる。千代田区だと、昼間人口は定住人口(夜間人口)の14倍にも膨れ上がる(『国勢調査』2020年)。定住人口ベースだと、犯罪率がべらぼうに高くなるのは当然だ。
都内の場合、通勤・通学による地域移動が激しいので、その影響を除く必要がある。そのためには、昼間人口をベースにするのがいいだろう。昼間人口とは、定住人口と流入人口の合算から、流出人口を引いた数だ。流入人口は、他地域から当該区の職場や学校に通っている人で、流出人口は、当該区から他地域に通勤・通学している人をさす。
この方法により、都内23区の犯罪発生率を計算してみた。<図1>は、高い順に並べたランキングだ。
昼間人口1万人あたりで見ると、犯罪件数が最も多いのは台東区、その次は豊島区、3位は葛飾区となっている。地図に落とすとはっきりするが、上位の区は城東エリアで多い。渋谷や新宿といった繁華街を抱える区も、犯罪が比較的多い。
これに対して、都心のエリアでは犯罪率が低い。最も低いのは千代田区で、台東区の4分の1だ。単純な定住人口ベースの犯罪率とは結果がかなり違うが、信頼度はこちらのほうが高いとみていいだろう。
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