東京都25日の新型コロナ新規感染618人、重症者は148人 34日ぶりで700人下回る
東京都は24日、都内で新たに618人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。12月22日の563人以来34日ぶりに700人を下回った。グラフは月曜日の陽性者数の推移
東京都は24日、都内で新たに618人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。前日986人と1000人を下回ったが、今日は12月22日の563人以来34日ぶりに700人を下回った。
この日確認された陽性者の内訳は、
10歳未満:23人(約4%)
10代:36人(約6%)
20代:83人(約13%)
30代:49人(約8%)
40代:50人(約8%)
50代:23人(約4%)
60代:49人(約8%)
70代:50人(約8%)
80代:30人(約5%)
90代:23人(約4%)
となっている。また65歳以上の高齢者は121人となっており、全体の20%を占めている。
また、重症者は前日の156人に対して148人となっている。
これで1月に入って都内で確認された陽性者の合計は32,063人と3万人を突破。また累計では94,508人となった。
また感染拡大による医療提供体制のひっ迫を受けて自宅療養者と入院・療養等調整中が増加。自宅療養者は8,063人で14日連続8,000人以上の状態が続いている。一方の入院・療養等調整中も5,568人と依然として高止まりが続いている。
これらの人びとの体調確認などに保健所が忙殺されることで、新規陽性者の感染経路を追い切れず、さらなる新規陽性者が増加するという悪循環が生じている。
一方で、PCR検査などでの陽性率は1月7日の14.5%から徐々に下がりはじめており、7日間移動平均値をもとに算出した24日の数値は9%にまで低下している。1月8日から2月7日までの緊急事態宣言も折り返し地点にきており、今後どこまで新規陽性者が低下するか注目される。
変異種ウイルスが海外渡航歴のない男女から確認、市中感染に警戒
こうしたなか、厚生労働省は都内の10歳未満の女の子と40代の男性が、イギリスで広がる変異種の新型コロナウイルスに感染したことを発表した。
女の子は都内に住む10歳未満の子で、1月19日に無症状ながら陽性が確認され、21日から入院しており22日に変異株が確認された。また、25日には彼女の濃厚接触者で陽性と確認されていた都内の40代男性からも変異株が確認された。二人とも海外への渡航歴はなく、厚生労働省は「市中感染の可能性がある」としている。
東京都では今後、変異ウイルスが広がる可能性もあるとみて、陽性と判定された一部の検体を遺伝子解析して、警戒を続けるという。