「従業員全員リモートワーク」のキャスターCOOが語る、コロナ後の働き方
――これからリモートワークは定着すると考える経営層も多いという。これからどんなふうに働き方は変わっていくと考えればいいのか。
リモートワークになると、通勤時間が削減できる。1日あたり2~3時間浮いたという人もいるだろう。月間にすると、40~60時間の削減になる。その時間に副業を始めたり、新しい勉強を始めたり、家族との時間を増やしたり、趣味の時間を充実させたり......と、人生がより豊かになるのではないだろうか。
働き方が多様になると、どんなふうに暮らしていくか、が日々の充足感に直結する。そう考えると、これからの時代は仕事以外の時間をどう過ごすのか、が重要になってくると思う。
そして、自分だけの仕事を生み出せるようにもなってくる、「個の時代」が加速すると考えている。個人が仕事を生み出せるようになれば、働き方のバリエーションは一気に拡大する。個人の強みとは「n=1」でもビジネスを成立させられること。誰か1人のためだけでも仕事が成り立つ。これは、企業にはできないことだ。
こうした仕事が増えれば、組織で働くことが難しい人も、働きやすくなる。働くという可能性はこれからますます広がっていくと考えられる。
『会社には行かない 6年やってわかった 普通の人こそ評価される リモートワークという働き方』
石倉秀明著
CCCメディアハウス
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