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長崎で再現したクルーズ船の悪夢 なぜ対応は後手に回ったのか

2020年5月7日(木)10時42分

「最高の悪夢」

コスタ・アトランチカでは、乗組員たちが船内に閉じ込められたまま、ベランダ越しに談笑し合ったり、洗濯物を手洗いしたりして暇をつぶしている。

感染していない乗員は、船内を消毒して回る。ロイターの記者に見せてくれた写真には、乗員がヘルメットをかぶり、ゴーグルとマスクを着け、体をビニール袋で覆って食事を配る様子が写っていた。

「最前線で働いていると、みんな私に感謝してくれる。私のほうは、彼らが欲しいと言う砂糖や塩を喜んで渡してあげる」と、フィリピン人の乗員は言う。「私にとって、最高の悪夢かもしれない」

Ju-min Park(取材協力:山光瑛美、 Tim Kelly (東京)、 Elisa Anzolin (ミラノ)、 Karen Lema、Martin Petty (マニラ)翻訳・編集:北松克朗、久保信博)

[長崎市 ロイター]


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