最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(28日現在)

2020年4月28日(火)19時35分

■台湾の第1四半期成長率、4年ぶり低水準の見通し

ロイター調査によると、台湾の域内総生産(GDP)成長率は今年第1・四半期に約4年ぶりの低水準にとどまったと予想されている。新型コロナウイルス危機で、主力の電子製品の輸出が振るわなかったため。

■新型コロナで職場の安全に新たなリスク=中国応急管理省次官

中国応急管理省の孫華山次官は28日、新型コロナウイルスの流行が製造業の職場の安全に新たな課題とリスクをもたらしているとの認識を示し、危険物の在庫の蓄積や、従業員の安全教育の不備などに言及した。

■豪NSW州、移動制限緩和へ 2人まで知人宅訪問可能に

オーストラリアで最も人口の多いニューサウスウェールズ(NSW)州は28日、新型コロナウイルスの感染拡大抑制に向け導入した移動制限措置の一部を緩和する方針を示した。

■豪財務相、新型コロナの経済的影響について来月説明へ

豪政府は28日、フライデンバーグ財務相が来月に新型コロナウイルスの国内経済への影響について説明すると明らかにした。また、6月にはさらなる景気見通しを示す。新型コロナ危機を巡り、財政の透明性を高めるべきだとの声が高まっていることに対応する。

■香港、公務員が職場復帰へ 移動制限などの緩和は未定

香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は28日、大半の公務員が5月4日から段階的に職場に復帰すると発表した。来週期限を迎える移動制限や、人と人の距離を確保する「ソーシャル・ディスタンシング」の措置を緩和するかどうかはまだ決定していない。

■米、台湾のWHO加盟を後押し 保健担当相が異例の電話会談

陳時中・台湾衛生福利部部長(保健相に相当)は27日夜、アレックス・アザー米保健福祉長官と電話で会談し、米が台湾の世界保健機関(WHO)加盟を支持したことに謝意を表明した。

■VWのディエスCEO、業界復活へ景気刺激策要望=独テレビ

ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のディエス最高経営責任者(CEO)は、独ZDFテレビで、自動車業界と経済の復活に向けて広範な景気刺激策を打ち出すよう政府に訴えた。

■米アメリカン航空、5月1日から客室乗務員のマスク着用を義務化

米アメリカン航空グループAAL.Oは27日、新型コロナウイルス感染拡大抑制策として、5月1日から全客室乗務員(CA)にマスク着用を義務付けると明らかにした。

■米大統領選、バイデン氏陣営がコロナ対応でトランプ氏攻撃

11月の米大統領選を巡り、民主党候補指名を確実にしたバイデン前副大統領の陣営と同党系団体はトランプ大統領の新型コロナウイルス対応への全面的な攻撃を仕掛けている。対応の失敗を突くことで有権者の支持を得る狙いだ。

■トランプ氏、コロナ会見を急きょ開催へ 定例取りやめから一転

トランプ米大統領は27日、週末に停止していた新型コロナウイルスに関する定例会見を急きょ再開し、コロナ検査体制を拡充していると強調した。ホワイトハウスはこれまでほぼ毎日行ってきた定例会見を取りやめると発表したばかりだったが、方針を一転させた。

■ブラジル、経済活動再開を計画 サッカー試合も=経済省高官

ブラジル経済省の高官は27日、新型コロナウイルスの感染拡大防止で休止状態に陥っている経済活動の段階的な再開に向けて政府が計画を策定していると明らかにした。また、プロサッカーの試合を近く無観客で再開することに期待を示した。

■豪ウエストパック銀、新型コロナで14億ドル引き当てへ

豪銀大手ウエストパック銀行は28日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う景気減速などで、上期の税引前引当金が22億4000万豪ドル(14億米ドル)に達するとの見通しを示した。

■GM・フォード・FCA、5月18日の米工場再開目指す=WSJ

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)、フォード・モーター、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が5月18日に米国工場の生産を一部再開することを目指していると報じた。

■インドネシア、7月までに通常生活の再開模索=コロナ対策当局者

インドネシア当局者によると、同国は新型コロナウイルス感染拡大を抑制したうえで、7月までに通常の活動を再開できるよう取り組んでいる。


【関連記事】
・欠陥マスクとマスク不足と中国政府
・ベルギーの死亡率が世界一高いといわれる理由、ポルトガルが低い理由......
・東京都、新型コロナウイルス新規感染が112人確認 都内合計4000人を突破
・新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(28日現在)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:フィリピンの「ごみゼロ」宣言、達成は非正

ワールド

イスラエル政府、ガザ停戦合意を正式承認 19日発効

ビジネス

米国株式市場=反発、トランプ氏就任控え 半導体株が

ワールド

ロシア・イラン大統領、戦略条約締結 20年協定で防
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 2
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べている」のは、どの地域に住む人?
  • 3
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲うウクライナの猛攻シーン 「ATACMSを使用」と情報筋
  • 4
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 5
    「搭乗券を見せてください」飛行機に侵入した「まさ…
  • 6
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 7
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 8
    「ウクライナに残りたい...」捕虜となった北朝鮮兵が…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    雪の中、服を脱ぎ捨て、丸見えに...ブラジルの歌姫、…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「最初の90分」...快眠の「7つのコツ」とは?
  • 4
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 5
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 6
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼い…
  • 9
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 10
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中