中国自動車ショー、開催権巡り政府スポンサー対立 出展企業に混乱

4月2日、中国最大の自動車ショー「オートチャイナ」の開催権を巡り、政府系の2団体が対立し、開幕を数週間後に控え、参加予定の自動車メーカーなどの間に混乱が広がっている。写真は2024年4月に北京で開催された「オートチャイナ」に展示された車両(2025年 ロイター/Tingshu Wang)
[上海 2日 ロイター] - 中国最大の自動車ショー「オートチャイナ」の開催権を巡り、政府系の2団体が対立し、開幕を数週間後に控え、参加予定の自動車メーカーなどの間に混乱が広がっている。
「オートチャイナ」は毎年北京と上海で交互に開催される。北京で開催された昨年は117の新モデルが発表された。今年は上海で4月23日から5月2日まで開催される。
対立しているのは、商務省の支援を受けた中国国際貿易促進委員会(CCPIT)と上海国際貿易促進委員会(CCPIT上海)。CCPIT上海は、もとはCCPITの一部門だったが現在は上海市政府の支援を受けている。
これまでオートチャイナはCCPITとCCPIT上海の共催で開催されていた。しかし今年は様相が異なる。先月、CCPITとCCPIT上海はそれぞれ、メディア登録の受付を開始したと発表した。
出展する自動車メーカー2社の幹部は、ブース展示に関する問い合わせや出展料の支払いをどちらにすべきか混乱が生じているとロイターに語った。
財新は1日、CCPITとCCPIT上海が相互に上海の裁判所に提訴したと伝えた。CCPITは2002年の契約に基づき開催権を有すると主張したが、裁判所は、契約は昨年8月に失効したと判断した。CCPITは判決を不服として控訴したが、裁判所の判断が維持されたという。
CCPITは、上訴の有無についてコメントを避け、工業情報化省に問い合わせてほしいと述べた。工業情報化省にコメントを求めたが返答はない。CCPIT上海にもコメントを求めたが返答はない。