米国家安全保障担当チーム、「シグナル」に20のグループチャット=報道

米ホワイトハウスのウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)のチームが、世界の危機に関する公務を調整するため、通信アプリ「シグナル」上に少なくとも20のグループチャットを設定していたことが分かった。3月撮影(2025年 ロイター/Jim Watson/Pool via REUTERS)
[ワシントン 2日 ロイター] - 米ホワイトハウスのウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)のチームが、世界の危機に関する公務を調整するため、通信アプリ「シグナル」上に少なくとも20のグループチャットを設定していたことが分かった。
各グループでは中国やパレスチナ自治区ガザ、中東政策、欧州やアフリカなどの問題が議論されていたという。
米政治専門サイトのポリティコが2日、これらグループチャットに追加された匿名の4人の情報に基づき報じた。4人全員がチャット上で機密情報が議論されていたと確認した。
3月には、ウォルツ氏が設定したシグナルのグループチャットに米誌アトランティックの編集長が誤って招待され、米軍によるイエメンの親イラン武装組織フーシ派への攻撃計画に関する情報が漏えいしたことが取り沙汰されていた。
ポリティコはチャットに参加していた1人の話として、トランプ政権への移行期にウォルツ氏と米国家安全保障会議(NSC)の次期スタッフはシグナルの使用を開始し、政権発足後もやめなかったと伝えた。
NSCのヒューズ報道官はこの報道を否定し、シグナルは承認された暗号化されたメッセージングアプリであり、NSC職員がこのアプリ上で機密情報を送っていたという主張は虚偽だと述べた。
「シグナルは機密でないやりとりにも使用でき、利用者は作成された公式記録を保存する責任がある。NSC内の一部でも、メディアや連邦政府の多くの部門と同様にシグナルを使っている」と述べた。
ウォルツ氏を巡っては、米紙ワシントン・ポストが1日、同氏とNSC職員が米アルファベット傘下グーグルの「Gメール」を公務で使用していたと報道。
ヒューズ報道官は2日、ウォルツ氏が電子メールの受信に個人メールアカウントを使用したことを認めたが、機密文書の送信に使用したことは一度もないと擁護した。