米ISM非製造業総合指数、3月50.8に低下 9カ月ぶり低水準

米供給管理協会(ISM)が3日発表した3月の非製造業総合指数は50.8と、前月の53.5から低下した。写真は1月、ニューヨークのチャイナタウンで撮影(2025年 ロイター/Marko Djurica)
Lucia Mutikani
[ワシントン 3日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が3日発表した3月の非製造業総合指数は50.8と、前月の53.5から低下した。2024年6月以来、9カ月ぶりの低水準となり、関税措置を巡る不確実性から第1・四半期の経済成長が大幅に減速するとの見方を裏付ける形となった。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は53だった。
トランプ米大統領は2日、貿易相手国に対し相互関税を課すと発表した。全ての輸入品に一律10%の基本関税を課した上で、各国の関税や非関税障壁を考慮し、国・地域別に税率を上乗せする。
格付け会社フィッチ・レーティングスの推定によると、新たな関税措置は過去1世紀余りで最高水準になるとみられる。
新規受注指数は50.4と、前月の52.2から低下。受注残指数は47.4と、前月の51.7から大幅に低下した。
価格指数は60.9と、前月の62.6から低下したものの、依然として高い水準にある。サービス需要の減少は、企業の価格引き上げ能力の足かせとなる可能性がある。
ただ、関税措置を背景にサプライチェーン(供給網)が混乱する中、モノ(財)の価格は引き続き上昇する可能性が高い。ISMが1日発表した3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)では、支払い価格指数が約3年ぶりの水準に急上昇したことが示された。
供給業者の納入を示す指数は50.6と、前月の53.4から低下。50を超えると納入が遅くなっていることを示す。
雇用指数は46.2と、前月の53.9から低下し、23年12月以来の低水準となった。