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トランプ氏とマスク氏ら、仏で有罪判決のルペン氏に支持表明

2025年04月04日(金)19時48分

トランプ米大統領は3日、公金不正流用で有罪判決を受け被選挙権を5年間停止されたフランスの極右指導者マリーヌ・ルペン氏を支援する考えを示した。写真は4月1日、パリで撮影。(2025年 ロイター/Gonzalo Fuentes)

Kanishka Singh

[パリ/ワシントン 3日 ロイター] - 米国のトランプ大統領とバンス副大統領、実業家のイーロン・マスク氏は3日、公金不正流用で有罪判決を受け被選挙権を5年間停止されたフランスの極右指導者マリーヌ・ルペン氏への支持を表明した。

パリの裁判所は先月31日、極右政党である国民連合(RN)の指導者マリーヌ・ルペン氏に欧州連合(EU)からの公金不正流用で有罪判決を言い渡した。被選挙権も5年間停止され、控訴審で勝訴しない限り2027年の次期大統領選に出馬できなくなった。

トランプ氏は3日、交流サイト「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、ルペン氏の公判を「魔女狩り」と非難。「大きな勝利を得る直前に、おそらく何も知らなかった軽微な容疑で逮捕された。帳簿上の誤りのように思える」とし、「フランスにとってこれは非常に悪いことだ」と記した。

トランプ氏は「ルペン氏に対する魔女狩りは、欧州の左派が言論の自由を封じ、政敵を検閲するために法を悪用している一例だ。私に対して使われたのと同じ『脚本』だ」と投稿した。

トランプ氏は、ポルノ女優に払った不倫口止め料の不正処理、2020年大統領選の結果を覆そうとしたこと、1期目退任後に機密文書を持ち出していたことで起訴された。口止め料事件では有罪判決を受けた。トランプ氏は全ての事件で不正行為を否定し、政治的動機によるものだと訴えてきた。

24年大統領選で勝利した後、同氏に対する連邦政府の起訴は取り下げられた。

バンス副大統領もルペン氏を支持。3日、保守系メディアのニューズマックスに「欧州諸国が野党の指導者たちを刑務所に放り込もうとし続ければ、米国との関係は試されることになるだろう」と語った。

欧州各国の極右政治家に支援を提供してきたマスク氏はⅩに「ルペン氏に自由を」と投稿し、トランプ氏のメッセージを掲載した。

一方、フランスのマニュエル・バルス海外領土担当相はフランスインフォに対し、トランプ氏らの訴えに効果があるかは分からないとしたた上で、「議論に影響を与えようとする世界的な極右運動があることを示している。トランプ氏はフランスの司法に手を出すな」と語った。

ロイター
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