新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(28日現在)
■米最高裁、政府に保険会社への支払いを命令 オバマケア巡り
米連邦最高裁は27日、連邦政府にはオバマケア(医療保険制度改革法)の下で「義務を履行」する必要があるとし、民間保険会社に総額120億ドルを支払うよう命じた。
■新型コロナウイルス、世界の感染者約303万人・死者21万人超
ロイターの集計によると、新型コロナウイルスの感染者は世界全体で約303万人、死者は21万0263人となった。
■サンタンデール銀、第1四半期は82%減益 貸倒引当金積み増し
スペインの銀行サンタンデールが発表した第1・四半期決算は、純利益が前年比82%減少した。新型コロナウイルスの感染拡大によるマクロ経済の悪化を見込み貸倒引当金を積み増した。
■英HSBC、第1四半期は利益半減 引当金を大幅積み増し
英金融大手HSBCホールディングスが28日に発表した第1・四半期(1─3月期)決算は、利益がほぼ半減し、予想にも届かなかった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で借り手が世界的に打撃を受ける中、不良債権引当金を積み増した。
■ドイツ政府、ルフトハンザ航空救済策で合意 90億ユーロ規模=報道
ドイツ政府は、ルフトハンザ航空に対する約90億ユーロ(97億4000万ドル)相当の支援策で合意した。ビジネス・インサイダーが、同社関係者の話として伝えた。
■インドネシア、国債40億ドル私募売却 追加借り入れも協議
インドネシア財務省は27日に発表した声明で、私募形式で総額62兆6000億ルピア(40億5000万ドル)の国債を売却したと発表。さらに、新型コロナウイルス対策費用として最大7億5000万ドルを借り入れるため、複数の開発銀行と協議していると明らかにした。
■英、GDP統計の誤差範囲公表を検討 新型コロナ巡る不確実性受け
英国家統計局(ONS)は27日、新型コロナウイルス感染拡大を抑止するための封鎖措置で国内総生産(GDP)が記録的な落ち込みを示すとみられる中、統計上の不確実性を踏まえ、今後はGDP統計を誤差範囲とともに公表する可能性があると明らかにした。
■ニュージーランドで外出制限緩和、首相「感染ほぼ排除」と評価
ニュージーランド(NZ)で27日深夜、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため3月に導入された厳しい外出制限が緩和され、約40万人が28日から職場に復帰した。アーダーン首相は、外出制限によってウイルスの国内感染がほぼ収まったと評価した。
■インド、各州に中国2社製コロナ抗体検査キットの使用停止勧告
インド医学研究評議会(ICMR)は27日、中国の2社から購入した新型コロナウイルスの抗体検査キットについて、検査結果が一定でないとして各州政府に使用停止を求めた。
■英政府、新型コロナ会見で国民に直接質問する機会提供
英国政府は27日、毎日行う新型コロナウイルス対応に関する記者会見で、一般市民1人が閣僚や科学者、医療当局者に質問する機会を提供すると明らかにした。
■ドイツ政府、ルフトハンザ航空救済策で合意 90億ユーロ規模=報道
ドイツ政府は、ルフトハンザ航空に対する約90億ユーロ(97億4000万ドル)相当の支援策で合意した。ビジネス・インサイダーが、同社関係者の話として伝えた。1─2人の監査役会メンバーの指名などが条件という。
■シンガポール、予想よりも深刻な景気後退の恐れ=MAS
シンガポール金融管理局(MAS、中央銀行)は28日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が長期化すれば各国の景気回復に影響が及び、国内経済が想定されているよりも深刻な景気後退(リセッション)に陥る可能性があるとの見通しを示した。
■バングラデシュ、世界の衣料品ブランド向け工場500カ所を再開
バングラデシュで27日、500以上の世界の衣料品ブランド向け縫製工場が1か月ぶりに再開した。これらの工場は、新型コロナウイルス感染対策で3月26日から操業を停止していた。
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