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「アメリカ人よりアメリカ的」...大谷翔平の「後払い契約」にみんな惚れてしまった理由とは?

Who Bets Against Gods?

2023年12月18日(月)14時07分
サム・ポトリッキオ(本誌コラムニスト、米ジョージタウン大学教授)

ボニーヤは別世界の才能の持ち主だったが、メッツにタイトルをもたらすことはなく、輝かしいはずのキャリアをけがで傷つけた。

もし大谷がタイトルと歴史に残る好成績を手にできなければ、ドジャースは10~20年後に「大谷翔平の日」を嘆くことになるかもしれない。

それでも、このリスクについての話は誰にとっても二の次だ。何より大谷は、アメリカ人が愛するものの体現者でもある。

創意工夫、「勝者」であろうとする強い決意、そしてとてつもなく巨大な野心。ある野球解説者は、「アメリカ人よりアメリカ的」な最初の日本人選手と呼んだ。

大谷は目にも留まらぬ豪速球を投げ込み、とんでもなく大きなホームランを放つ。この大型契約にふさわしい活躍を望まない人間はそう多くないはずだ。

少なくとも私はアンチ大谷の側には賭けない。神に対して逆張りなど、もってのほかだ。

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