コラム

大増税と20兆円の資本支出に「ギャンブルだ」の声...英国は「割安の罠」から抜け出せるか?

2024年10月31日(木)17時55分

「英国は水素や風力発電、原子力を優先している。国際的な投資が行われることを望んでいる」とリバモア財政長官はいう。欧州連合(EU)離脱の「バリュートラップ(割安の罠)」にハマった英国は保守党から労働党に政権が交代し、政治的・経済的安定を取り戻しつつある。

しかし英国を買うかどうかの判断は、リーブス氏のギャンブルが功を奏するかを見極めてからにした方が賢明だ。

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プロフィール

木村正人

在ロンドン国際ジャーナリスト
元産経新聞ロンドン支局長。憲法改正(元慶応大学法科大学院非常勤講師)や国際政治、安全保障、欧州経済に詳しい。産経新聞大阪社会部・神戸支局で16年間、事件記者をした後、政治部・外信部のデスクも経験。2002~03年、米コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。著書に『欧州 絶望の現場を歩く―広がるBrexitの衝撃』(ウェッジ)、『EU崩壊』『見えない世界戦争「サイバー戦」最新報告』(いずれも新潮新書)。
masakimu50@gmail.com
twitter.com/masakimu41

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