コラム

注目は、韓国ドラマばりのエリート・韓東勲が復活できるか──戒厳令後の韓国

2024年12月27日(金)22時20分

そして今、韓の順調すぎる人生は大きな困難に直面している。12月3日、非常戒厳を宣布した尹はこれに失敗し、14日に国会で弾劾訴追案が可決。憲法裁判所で可否が判断されることになった。自ら弾劾に賛成を示した韓は、党内圧力で与党代表を辞任した。

退任不可避の尹の与党後継として復活できるのか。「エリート」の底力が試されている。

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プロフィール

木村幹

1966年大阪府生まれ。神戸大学大学院国際協力研究科教授。また、NPO法人汎太平洋フォーラム理事長。専門は比較政治学、朝鮮半島地域研究。最新刊に『韓国愛憎-激変する隣国と私の30年』。他に『歴史認識はどう語られてきたか』、『平成時代の日韓関係』(共著)、『日韓歴史認識問題とは何か』(読売・吉野作造賞)、『韓国における「権威主義的」体制の成立』(サントリー学芸賞)、『朝鮮/韓国ナショナリズムと「小国」意識』(アジア・太平洋賞)、『高宗・閔妃』など。


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