コラム

逆走車のドライバーはこう思っている(ジョークであってほしい...)

2022年11月11日(金)19時40分
逆走

ILLUSTRATION BY AYAKO OCHI FOR NEWSWEEK JAPAN

<笑える? 笑えない? もしも運転中にこんな逆走車を見つけたら>

【逆走】
ドライブ中の老人が高速道路を走っていた。

すると、娘から電話がかかってきたので、ハンズフリーで話し始めた。

娘が言った。

「お父さん、気を付けて! いまニュースでやっていたんだけど、一台のクルマが高速道路を逆走しているんだって!」

それを聞いた老人が言った。

「それは分かっている。しかしな、一台どころの騒ぎじゃないぞ」

◇ ◇ ◇

昭和30年代、自動車の普及に伴って「交通戦争」という言葉がメディアで使用されるようになった。これは交通事故による死者数が、日清戦争の戦死者数を上回る勢いで増加したことから生まれた表現であった。

その後、交通事故の死者数は昭和45年(1970年)をピークとして減少に転じたが、昭和55年(80年)から再び増加。昭和63年(88年)には1年間の死者数が1万人を超え、「第2次交通戦争」と呼ばれるようになった。

「交通事故をいかに減らすか」は、クルマ社会である日本にとって極めて重要な課題だった。

以後、シートベルトの徹底や飲酒運転の罰則強化、自動車そのものの安全装備の充実など、さまざまな対策や努力の結果、交通事故死者数は再び減少に転じている。今も連日多くの交通事故がニュースとなっているが、昨今、その数が増加しているわけではない。

ただし、そんな中で起きているのが、高齢化社会の進展に伴う事故内容の変化である。

プロフィール
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

トランプ関税巡る市場の懸念後退 猶予期間設定で発動

ビジネス

米経済に「スタグフレーション」リスク=セントルイス

ビジネス

金、今年10度目の最高値更新 貿易戦争への懸念で安

ビジネス

アトランタ連銀総裁、年内0.5%利下げ予想 広範な
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 4
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 5
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 6
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 7
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 8
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 9
    トランプ政権の外圧で「欧州経済は回復」、日本経済…
  • 10
    ロシアは既に窮地にある...西側がなぜか「見て見ぬふ…
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ...犠牲者急増で、増援部隊が到着予定と発言
  • 3
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 4
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 5
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 6
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン.…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    週に75分の「早歩き」で寿命は2年延びる...スーパー…
  • 9
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 10
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 6
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 7
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 10
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story