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「最悪のシナリオ」検討──太陽フレア対策に日本政府も本腰

太陽フレアは黒点の周りで起きる爆発でサイズは1万~10万キロ、水爆に換算して10万~1億個分のエネルギーとされている(写真はイメージです) Pitris-iStock
<大規模な太陽フレア被害について、未だにリスクとして十分に認知されていないのが実情。地球にはどんな悪影響があるのか。生活に支障をきたすのか。これまでの観測史と、検討されている対策を紹介する>
日本の気象観測や天気予報に大きな役割を果たしている気象衛星「ひまわり」。1977年7月に打ち上げられた「ひまわり(1号)」以後、2022年12月13日午後2時から運用開始される最新の「ひまわり9号」までは、地球の天気を監視してきました。
政府は、太陽の表面で起きる爆発現象「太陽フレア」を日本独自で観測して「宇宙天気予報」に役立てるために、28年度にも打ち上げる「ひまわり9号」の後継気象衛星に観測センサーを搭載する方針を固めました。
大規模な太陽フレアが発生すると、広範囲に通信障害や停電が起きる可能性があります。現在は、総務省所管の「情報通信研究機構(NICT)」が米国の衛星観測データなどを使って、太陽フレアの状況を含む「宇宙天気予報」を毎日発表しています。
太陽は約11年周期で物質の放出量や相対黒点数が変化します。太陽活動の活発な時期には、太陽表面で巨大な爆発現象が起きやすくなり、地球での太陽フレアの影響も危惧されます。次に活動のピークになるのは25年と見られています。
今年になって、総務省の有識者会議は太陽フレアの影響の「最悪のシナリオ」を検討したり、研究者たちは宇宙天気予報の精度を高める方策をこれまで以上に熱心に議論したりしています。さらに3月には航空自衛隊に宇宙作戦群が編成、12月には航空自衛隊を航空宇宙自衛隊と改名する方針も固まるなど、今年は政府が宇宙からの脅威や被害を視野に入れ、真剣に対策に取り組む姿を示した一年となりました。
太陽フレアのこれまでの観測史と、今後の対策について概観してみましょう。
3段階に分かれた地球への悪影響
太陽フレアは太陽の黒点の周りで起きる爆発で、太陽活動が活発でない時期でも毎日数回は小規模なものが観測されています。発生すると黒点の周囲に明るい部分が出現し、短い時は数分間、長い時は数時間続きます。サイズは1万~10万キロ、エネルギーは水爆に換算して10万~1億個分とされています。
この現象を初めて観測したのは、イギリスの天文学者リチャード・キャリントンで、1859年のことです。当時は「1859年の太陽嵐」と呼ばれる現象が起きていて、過去最大級に太陽活動が活発でした。江戸時代の日本でも、現在の青森県や和歌山県にあたる地域でオーロラが見られたという記録が残っています。
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