ミャンマーでエンタメとクリエイトする日々
ヤンゴン30キロ自転車爆走記
11月24日
皆さんこんにちは。
今日もミャンマーは最大都市ヤンゴンから新町がお送りします。
今月は私の目で見たヤンゴンのリアルな様子をお伝えできればと連日記事を書いています。
良ければ昨日と一昨日の記事も読んでいただけると幸いです。
因みにトップ写真の食事については今回特に深く話すことはありません。
いわゆるミャンマーのお客さんに振る舞う食事ってこんな感じですというところで観ていただければと思います。
先日一日で30キロ程を自転車で走破しました。
まあいけるだろうとやってはみたものの、流石にくたびれました。
そんなにアップダウンがあるという道のりでは無かったですが、こんなに自転車で走ったのは20年ぶりくらいな気がします。
実はヤンゴンではそもそも自転車で走るにも規制が色々とあります。
そういったルールも日本の様に厳格に管理されている訳ではなく、人に聞いても意見が様々だったりします。
更にコロナ、クーデターと来て現在は更に曖昧になっていたりするところではあります。
そういった中での自転車走行なので、何かあった時の為にパスポートもすぐに提示できるように持ち歩いたりしています。
そして現状のミャンマー情勢に鑑みて出来るだけ外国人っぽく見えるような恰好を心掛けるようにしています。
外国人と分かった方が安全に過ごせると言えます。
特に日本人はその他の国より大事にされると思います。
その辺りの話はまたいづれかの機会に。
この動画はヤンゴン中心部からは15キロ程のところです。
随分と田舎に見えますが、都心からわずか15キロでこんな風景が広がっています。
それでもここはヤンゴン市内ではあるのでキチンと道が舗装されている方です。
地方などに行く時は主要道路であってもまともに舗装されていないところも珍しくありません。
最後の方にナビの音が入っているのがシュールですね。
ヤンゴンでもGoogleナビは使えます。
こちらはまた別日の帰り道です。
バズンダウン運河(Googleマップで知りました)というそうで、ヤンゴンの東側にあるグネグネと南北に通っている運河です。
観てわかる通り水はかなり泥が混じっていて茶色です。
こんな川でも魚やカニなどが生息したりしていますが、ヤンゴンでは澄んだ水が流れる川はあまり見る事が出来ません。
ちょうど、橋を渡っている時に船が見えたので撮影しました。
こののぺーっとした感じの船が東南アジアっぽいなぁと思うのは私だけでしょうか?
これは今月の始めの方に出かけた時の映像です。
ヤンゴンを上下に走る大きな道路が2本ある内の一本ガバイパゴダロードでダウンタウンに向かっている途中です。
この時は映していないのですが、左側にはカンドーヂという大きな湖があり、右側にはミャンマーで最も有名な仏塔、シュエダゴンパゴダが見えるところです。
最後の方に見えるのは環状交差点です。
ミャンマーにはこういった環状交差点が沢山あります。
信号機が無く360度周りながら右左折、直進、何ならUターンが出来る便利な交差点です。
便利な交差点ではありますが、渋滞する時は渋滞します。
そんな時は交通警察が整理したりします。
この時もカメラを止めた後、交差点に警察(軍服を来た人も混じってました)がいるのに気付き危ないところだったと焦りました。
もともとミャンマーには公務員を撮影してはいけないという法律があるらしいのですが、実際その法が執行されることはほとんど聞いた事がありませんでした。
軍政時代の名残のものですが、現在はその法により、撮影などで厳しく取り締まられていて、実際に捕まる人も多数出ています。
外で撮影する時は細心の注意が必要です。
最後は自転車爆走記とは全く関係ない映像ですが、珍しいものが出て来たのでこの機会に紹介して終わりたいと思います。
姿は見えませんが鳥の声が聞こえるでしょうか?
これはオニカッコウという鳥の鳴き声です。
凄く不思議な鳴き声だなと思ってSNSにアップしたところ知り合いのミャンマー人(日本語が話せる方)が教えてくれました。
ヤンゴンはミャンマー最大都市の都会ではあるんですが、緑がかなり多くあります。
これは以前住んでいた家からの映像ですが、この近くの木から木へ飛び移るモモンガかムササビを観た事もあります。
野生なのか、ペットが逃げたのかわかりませんが、街中でこんな動物が観れるって面白いなと思ったのが思い出されます。
ヤンゴンのど真ん中でホタルを観た事もありました。
(写真見つかりませんでした、いつか見つけたらアップします)
ヤンゴンは色んな景色が観れる街で長年住んでいても飽きる事がありません。
観光にも勿論良いですが、少し長めに滞在しても面白い街だと思います。
まあ今住むのにはお勧め出来ない街ではありますが・・・
因みにこの映像の取っている時に住んでた家は催涙弾が撃ち込まれた家です。
まさにこの窓から着弾しました。
さて、いかがだったでしょうか?
今回は動画で最近のヤンゴンの様子を紹介しました。
ちょっとしたところから色んなミャンマーを感じていただけたらと思います。
次回はこのシリーズラストになります。
非日常の中の日常を皆さんにもお見せできるかと思っています。
それではまた明日。
著者プロフィール
- 新町智哉
映像プロデューサー。2014年からミャンマー最大都市ヤンゴンに在住。MAKE SENSE ENTERTAINMENT Co.,Ltd. GM。日緬製作スタッフによる短編コメディ「一杯のモヒンガー」でミャンマーワッタン映画祭のノミネートを皮切りに世界各国の映画祭で受賞。起業家、歌手、俳優としてもミャンマーで活動する。
Twitter:@tomoyangon
Instagram:tomoyangon
note:https://note.com/tomoyaan