魅惑の摩天楼、香港フォト通信
香港の抜け道、わき道、横道が楽しすぎる 迷い込めばドラマにぶち当たる!
前回第一回目の投稿で、香港の高層ビルが立ち並ぶ摩天楼の中には
色々なドラマがあると書きましたが、今回お伝えしたいのは香港の抜け道、横道、わき道。
日本もそうですが、表通りから一本横に入るとメインストリートとは
全く違った顔が表れます。抜け道、横道、わき道には面白いお店があったり
ちょっと秘密にしておきたいような空間ががひっそりと存在しています。
香港の抜け道、わき道はレンズ越しに眺めると実に面白いんですね。
観光地ではないディープな普段着の香港を求めている方の心にズシンと
つき刺さること間違いなし!
かくいう私もカメラ散歩のときはどうしても抜け道、わき道、横道に
ふらふらと吸い寄せられて『これだよ、これこれ、これが面白いんだ』と
バシャバシャと撮ってしまうのです。
なぜ格段に好きなのか?
人の息吹、懸命に働いている方たちの背中から感じとれる熱さ、舞台裏で見せる人の
脱力感、時にはもの悲しさ、メインストリートの派手さにはかなわないけれど、
地味ながらも異彩を放って佇んでいる姿、
そんなものが伝わってくるのからです。
『ご飯食べたら、これからもうひと働きだべー』と休息を取っている人
『今日の晩御飯は何を作ろう?あれ冷蔵庫にあったかねえ?』と
抜け道を歩いていく買い物客、清掃に励むおばさん
どれもこれもが私の好きな普段の香港で出会う人たち。
写真でご覧の抜け道、横道は何も特別な観光地ってわけではありません。
香港の何処に行っても出会えます。現在(2020年9月時点)では香港は新型コロナウイルスの措置で12月まで観光客は入ってこれませんが、
いつの日か香港旅行が解禁された暁に香港に行かれる際は、表通りから一本横に入って、そこに広がるディープでちょカオスな顔を堪能していただきたく思います。
派手さはないけれど、抜け道、わき道のレンズ越しに伝わってくるわくわく感は癖になりますよ。
著者プロフィール
- マリエ
香港在住の雑貨が大好きなフォトグラファー。大学卒業後、自動車会社、政府機関、外資企業にて広報担当。夫の転勤で香港に移住後、カメラに興味を持ち、日本人、外国人フォトグラファーに師事。現在、雑貨を可愛く撮るカメラ教室「Zakka Styling」を主宰。同時に家族写真、ロケーションフォトの依頼もこなす日々。インスタグラムはこちら。