NYで生きる!ワーキングマザーの視点
必要なビタミンをガムやミントで!Neuro共同創業者の一人は日系アメリカ人のケントさん
このところ筆者は、酒の飲みすぎなのか、手足に少しばかりのしびれを感じるようになった。ビタミンB1が欠乏していると、そういう症状が起こるというのを知ったため、サプリメントを摂取している。サプリメントはアメリカではドラッグストアでも普通にカウンターに置いてあって、処方箋なしで買える。
そもそもサプリメントは美味しくない上、口の中で水に溶けると、少しばかり薬品っぽいニオイがする。ソレを毎日飲むのは、ちょっと抵抗を感じるなと思っていたのだった。
そんな中、ビタミンを摂取できるガムやミントを販売している人がいるのだと知った。しかも共同創業者が日本人名ヨシムラさんだったので、すぐに連絡をとってみた。お忙しい中、快く取材を引き受けてくれたのだった。
日系アメリカ人のケントさん(Kentaro Yoshimura)は、ご両親が日本人らしく、アメリカで幼いころから育っているのだが、日本語が堪能だ。(両親が日本人でもアメリカで育つと、日本語を流暢に話せる人は稀である。)
──ビタミンを摂取するのに、なぜガムやミントといった製品にしたのですか?
学生時代は柔道を本気でやっていて、オリンピックにも出るつもりでした。ムエタイもやっていて、国際試合にも出ていたのです。しかし、ある時期に足を骨折してしまったことがあり、もっと頭を使う仕事へシフトしようって考えたのです。
そこで共同創業者であるライアンとビタミンを摂取するなら、普通に食べているミントやガムであれば、もっと身近に薬のような感覚でなく摂取できるって考えました。
その上、ミントやガムならば、水で飲み込まなくても、手軽に口にすることができるし、簡単に友達にシェアすることもできます。みんなで健康を分かち合うという点でも、ミントやガムが向いているんです。
今、ホールフーズ(ナチュラルな食品を主に扱うグロッサーリーストア)やCVS(化粧品や雑貨も売っている薬局)に置いてる缶入りのミントは、コーヒーのようにパワーをつけるものや、逆にストレスを鎮める効果のあるもの、マルチビタミンのものもあれば、病気にならないように免疫力をアップするものなどもあります。
──含有物質は、ナチュラルなものだということですが、どういったモノが使われているのですか?ホールフーズはナチュラルフーズに対しての規定が厳しいから、置いてもらうのには大変だったのでは?
そうですね、ホールフーズでは、たしかに厳しいチェックがありましたが、置いてもらうことができました。
ミントは、ワシントンに巨大なミントの農家があって、そこで色々なミントを嗅いだりして選びました。今もそこから仕入れて取引をしています。
含有物質は、100パーセントナチュラルなものを使って作っています。カフェインもお茶の葉っぱからとっていますし、アルピニア(抗アレルギー作用のある物質)もお茶の葉から、
このミントの中に浮かんでる青い色は、スピルリナ(藻類で計18種のアミノ酸を含有)なのですが、そのスピルリナも入っていますし、ヨーグルトに入っている整腸作用に効果のある菌が入ってるものもあります。
後編では、ケントさんの画家として活動のお話や、苦労話も交えて公開いたします。
【関連リンク】
Neuroのオフィシャルサイト
Kentaro Yoshimuraさんのウォールアーティストサイト
【Neuro共同創業者のプロフィール】
ケントは日本のオリンピック柔道チームで訓練を受け、ロサンゼルス市の壁画家でもあり、ムエタイで国際的に競っていた。一方、ライアンは剣道で2度の黒帯でありながら、米国パラリンピックチームでトレーニングを行っていました。神経科学、科学、経済学の学位を取得。その後も、甘いばかりで効果のないサプリメントやエナジードリンクより、クリーンでバランスのとれたエネルギーを求めていた。キャンペーン後、人々のクラウドファンディング協賛により、起業することができた。
著者プロフィール
- ベイリー弘恵
NY移住後にITの仕事につきアメリカ永住権を取得。趣味として始めたホームページ「ハーレム日記」が人気となり出版、ITサポートの仕事を続けながら、ライターとして日本の雑誌や新聞、ウェブほか、メディアにも投稿。NY1page.com LLC代表としてNYで活躍する日本人アーティストをサポートするためのサイトを運営している。
NY在住の日本人エンターテイナーを応援するサイト:NY1page.com