NYで生きる!ワーキングマザーの視点
DSCOUTネットで完結!新人類の働き方
今、高校生の長女アヤがパートで働いてるのは、DSCOUTというサイトから得てくる仕事。携帯にアプリを入れると、仕事情報が公開されているので、興味ある仕事へ登録する。まずはDSCOUTから登録したメールアドレスに仕事の内容が送られてくる。
どうやってアヤがDSCOUTを見つけたのか?といえば、まだ自宅からは車移動するのにも親に頼らなければならず、両親は平日、仕事しているので難しい。そのため家でできる仕事があれば、高校生にとってやりやすかったのだとか。加えてパンデミックだった状況もあり、外で働くよりもコロナ感染防御の安心感はある。
インターネットでどうやってお金を稼げるのかサーチしてるときに、高校生の女の子がオンラインでDSCOUTがいいとTIKTOKで言ってるのを見た。すぐさまアプリをダウンロードしてレジスターしてみた。
企業が公開しているミッションから自分のやってみたい仕事を見つけて、質問に答えることから始める。報酬も最初に掲載されているので安心。マッチしたら、ミッションを公開している企業から直接連絡がくる。DSCOUTは、仕事を紹介するアプリなので、そこから先は企業との直接交流となる。
直接インタビューをするときは、企業の担当者から時間指定があり、DSCOUTのビデオチャット機能を使って招待のリンクが送られてくる。企業からビデオ映像を欲しいと要求があれば、ショートビデオを作成してこちらから送る。DSCOUTが提供するアプリを使って、企業からの質問に答えるだけの形式もある。
1時間くらいの面談で100ドルの報酬ということもあるため、最初は疑っていたようだが、実際Paypalに支払いがあった。それからは、月に数回、企業との面談や質問に答えて報酬を得ているらしい。
アヤは自分で運営しているinstagram Mugi_chan_the_shibaのフォロワーが1万人超えなのもあり、どうやって1万人超えることができたのか?といった質問も多いらしい。つまり、フォロワー獲得のインフルエンサーになるコツのようなことを聞かれることもあるのだとか。
ほかにもSNSに関することや健康に関して、好きな食べ物、ペットについて、洋服や雑貨などショッピング、趣味、デジタルデバイスに関して、ビデオゲーム、エクササイズ、ファイナンスなどなど多岐にわたる。学校があるときは、月に1度くらいのペースではあるが、まったく稼げないよりはいいかなというお小遣い稼ぎレベル。
ネットで仕事探し、ネットで企業から引き合いがあり、ネットで働いて、ネットで支払いも完結するというまさに新人類の働き方だ。
現実の社会でも、ジョブサーチサイトで検索して、Linkedinに掲載されている履歴をみる人事担当者も多いようだ。コロナ感染防止のため、面接はたいていの企業がいまだオンラインでやっている。実際に働く新人も、コロナ禍になってからは、ラップトップが会社から自宅へ送られてきて、そのままオンラインで仕事を開始。オンラインミーティングでしか面識がないという人も増えている。
つまりネットで働くという形態は、さらに加速していくのだと思う。ネット上で自分の存在を表現できない人はこの現実社会から淘汰されていくのかもしれない。
著者プロフィール
- ベイリー弘恵
NY移住後にITの仕事につきアメリカ永住権を取得。趣味として始めたホームページ「ハーレム日記」が人気となり出版、ITサポートの仕事を続けながら、ライターとして日本の雑誌や新聞、ウェブほか、メディアにも投稿。NY1page.com LLC代表としてNYで活躍する日本人アーティストをサポートするためのサイトを運営している。
NY在住の日本人エンターテイナーを応援するサイト:NY1page.com