タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
Titanic Survivor's Ominous Letter Fetches Nearly $400K at Auction

タイタニック号の再現イラスト。事故から1世紀たってもタイタニックへの関心は尽きない Michael Rosskothen-shutterstock
<タイタニック号の船上で書かれた極めて貴重な手紙。沈没を予見していたかのような文章があるその手紙は、イギリスでオークションにかけられ、落札された>
100年以上前にタイタニックの中から発見された手紙に、その未来を予見しているかのような不気味な一文が書かれていた。
英豪華客船タイタニック号沈没事故の生存者アーチボルド・グレイシーによって書かれた手紙が、英南部ウィルトシャーの競売会社、ヘンリー・オルドリッジ&サンが行ったオークションで、30万ポンド(約5700万円)で落札された。
タイタニック号の悲劇的な沈没事故から1世紀以上が経った今もなお、タイタニック号への世間の関心は強い。落札価格は、当初の推定価格である6万ポンド(約1140万円)を大きく上回っており、タイタニック号の遺物とその歴史的重要性に対する尽きることのない興味を浮き彫りにしている。
この手紙は、処女航海で1500人以上の命を奪った悪名高い沈没事故から生還した乗客による現存する数少ない一次資料の一つであり、極めて貴重な歴史的文書だ。