タイ中銀、0.25%利下げ 2会合連続

4月30日、タイ中央銀行は、政策金利を2会合連続で25ベーシスポイント(bp)引き下げ1.75%とした。写真は、バンコクの同行。 1月30日、バンコクで撮影(2025年 ロイター/Chalinee Thirasupa)
[バンコク 30日 ロイター] - タイ中央銀行は30日、政策金利を2会合連続で25ベーシスポイント(bp)引き下げ1.75%とした。米国の関税措置を巡る不透明感が高まる中、低迷する経済を下支えする。
決定は5対2。政策金利は2年ぶりの低水準となった。前回2月の会合でも25bpの利下げを実施した。
ロイター調査ではエコノミスト28人中20人が利下げを、8人が金利据え置きを予想していた。
中銀は2025年の経済成長率見通しを2.0%に下方修正。2月時点では2.5%をわずかに上回ると予想していた。昨年12月時点の予測は2.9%。
経済成長には下振れリスクがあり、米国の関税措置が下半期の重しになり得るとしている
中銀は金利を適切に調整する用意があり、バーツを注意深く監視すると表明した。利下げ発表後、バーツは横ばいで取引されている。