ニュース速報
ワールド

中国経済、国際環境の変化への適応が必要=習主席

2025年04月30日(水)20時48分

新華社によると、中国の習近平国家主席(写真)は30日、国際環境の変化に適応するための行動が必要だと主張した。 ハノイでの14日の代表撮影(2025年 ロイター)

[北京 30日 ロイター] - 新華社によると、中国の習近平国家主席は30日、国際環境の変化に適応するための行動が必要だと主張した。

上海で開催された第15次5カ年計画(2026─30年)の経済・社会発展に関するシンポジウムで見解を示した。

習氏は「国際情勢の変化とその中国への影響を先を見据えて捉えることが重要だ」とし「国の経済構造は状況に応じて調整・最適化する必要がある」と述べた。

米中貿易戦争には言及しなかった。

26─30年の目標と課題は、明確なアプローチと措置をもって合理的に決定すべきであり、科学的正確性とタイムリーな実現を確保するため、目標について徹底的な分析と検証を行う必要があると主張。

26─30年は、地方の実情に応じた新たな生産力の発展に、より重要な戦略的地位を与えるべきだとの見解も示した。

また、国内経済を効果的に安定させるとし、雇用・企業・市場・期待の安定に向けた措置を講じる方針を示した。

国内外のリスクと課題を包括的に考慮しながら、発展と安全の調和にさらに配慮すべきだとも発言。

国民生活のために、バランスの取れた、利用しやすい一連の政策措置を検討し、打ち出していくとも語った。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

独CPI、4月速報は+2.2% 予想上回るも伸びは

ビジネス

米GDP、第1四半期速報値0.3%減 トランプ関税

ワールド

ウクライナ、米との資源協定「24時間以内」に署名の

ビジネス

米3月PCE価格2.3%上昇、前月から鈍化も予想上
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
  • 2
    ポンペイ遺跡で見つかった「浴場」には、テルマエ・ロマエとは「別の役割」が...専門家が驚きの発見
  • 3
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは? いずれ中国共産党を脅かす可能性も
  • 4
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 5
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 6
    クルミで「大腸がんリスク」が大幅に下がる可能性...…
  • 7
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 8
    中居正広事件は「ポジティブ」な空気が生んだ...誰も…
  • 9
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 10
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 5
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 6
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 7
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 8
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 9
    健康寿命は延ばせる...認知症「14のリスク要因」とは…
  • 10
    ポンペイ遺跡で見つかった「浴場」には、テルマエ・…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 10
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中