三菱UFJ、25年3月期純利益を上方修正 期末配当予想引き上げ

4月30日、三菱UFJフィナンシャル・グループは、2025年3月期通期の純利益目標を従来予想から1100億円上振れる1兆8600億円(前期比24%増)に修正すると発表した。写真は、同グループ本社前。2018年4月、東京で撮影(2025年 ロイター/Toru Hanai)
Kentaro Okasaka
[東京 30日 ロイター] - 三菱UFJフィナンシャル・グループは30日、2025年3月期通期の純利益目標を従来予想から1100億円上振れる1兆8600億円(前期比24%増)に修正すると発表した。
政策保有株の売却益などを活用して債券ポートフォリオを組み替え、顧客部門の業績は伸長したが、業務純益は従来予想から3600億円下振れる見通し。一方、大口の与信関係費用の戻し入れや持ち分法適用関連会社、米モルガン・スタンレーの業績好調などで経常利益が従来予想から1600億円の増加となる見込みという。
一方、期末配当予想は35円から39円に引き上げた。既に実施済みの中間配当と合わせ、年間で64円(前年は41円)となる。