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ウクライナ情勢アメリカで今「東京ローズ」と日本軍が話題になる理由

戦後は記者による「東京ローズ」探しが過熱 LIBRARY OF CONGRESSーCORBISーVCG/GETTY IMAGES
<ロシアのウクライナ侵攻と、#TuckyoRoseのハッシュタグ。一体何が?>
第2次大戦中に名をはせた「東京ローズ」が、意外なところに再び姿を現した。
2月23日、元米陸軍中佐のアレクサンダー・ビンドマンがFOXニュースの保守派人気司会者、タッカー・カールソンをツイッターで「TuckyoRose(タッキョーローズ)」と呼んで批判。
カールソンは、ロシアのウクライナへの軍事侵攻を擁護する発言をしていた。
ウクライナ生まれのビンドマンは、カールソンによるプーチン擁護発言はアメリカを分断して弱体化し、米軍の犠牲を招くと非難。
東京ローズとは、日本軍が連合軍兵士向けに流した女性アナウンサーによる英語のプロパガンダ放送に、米軍が付けた愛称だ。
女性アナウンサーの1人は、アメリカ人でありながら日本軍に協力したとして、戦後は国家反逆罪で有罪となった。
以来、東京ローズは米国内で「背信行為」の代名詞となっており、カールソンを批判する#TuckyoRoseのハッシュタグも拡散された。

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