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英王室ヘンリー王子に3月「帰国」説...英政府「警備拒否」で、メーガン妃は今回も見送りか
Prince Harry May Attend Prince Philip's Memorial Sans Meghan Markle
フィリップ殿下の葬儀に参列したヘンリー王子 Gareth Fuller/Pool via REUTERS
<フィリップ殿下の1周忌の式典への出席を希望しているとされるヘンリー王子だが、国内における警備を巡る英政府との対立は解消されていない>
エディンバラ公爵フィリップ殿下が逝去した昨年4月9日から間もなく1年が経つ。ヘンリー王子は3月29日に予定される1周忌への出席を希望しているとされるが、そこに英警察による「警護」の問題が立ちはだかっている。
ヘンリー王子は、私費で費用を賄うことで国内における警護を求め、これを拒否する英政府と裁判で争っている真っ最中だ。祖母エリザベス女王、父チャールズ皇太子、兄ウィリアム王子などが揃って参列する予定の式典は、厳重な警備の対象となり、ヘンリー王子はここで家族と再会することを望んでいるという。式典には他の多くの王室メンバーも参列予定だ。
過去の例に倣えば、ヘンリー王子も式典においては警備の対象になるとみられる。そのため米カリフォルニア州の自宅から、ヘンリー王子が駆けつけるのに支障はなさそうだ。とはいえ、「今回の式典が、ヘンリー王子の訴えている内容について影響を与えることはない」と、ある情報筋は米ニューヨークポスト紙に語っている。
一方、ヘンリー王子の妻であるメーガン妃と、長男アーチー、長女リリベットがヘンリー王子に同行する可能性は低そうだ。サセックス公爵夫人は、2020年に王室を離脱して以降、一度もイギリスに戻っていない。
そのためエリザベス女王は、昨年6月に生まれたリリベットとは、まだ一度も対面していない。リリベットに会った唯一の英王室メンバーは、2月にカリフォルニアを訪れたヘンリー王子の従姉妹ユージェニー王女だけだという。
警察は民間資金では利用できない
ヘンリー王子は、英王室を離脱したときに英警察の警備の対象から外れることとなった。彼はイギリスで家族や友人に会いたいが、私費で警察による警備を求めなければ「安全ではなく、帰国できない」と訴えている。「何より、ここは現在もこれからも彼の家なのだ」と、ヘンリー王子の弁護人は2月18日にロンドンの高等法院で始まった裁判の場で語っている。
しかし英政府の弁護士は、警察による個人の警備は「民間資金で利用することはできない」との立場を崩していない。今回の式典でヘンリー王子が警備の対象になったとしても、裁判で政府が訴えていることには影響しないということになる。
王室メンバーやVIPの警備について、誰をどれだけ警備する必要があるかを決定するのはRAVECと呼ばれる機関だが、ヘンリー王子については「例外的なカテゴリー」に分類している。警察による警備は、彼がイギリス国内を訪問するたびに、その時々の状況を鑑みて判断するということになる。ただヘンリー王子は、24時間態勢の警備を希望している。