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感染第2波オーストリアが3週間のロックダウン 早期対応でクリスマス前の感染収束狙い
新型コロナウイルス感染者の急増を受け、オーストリア政府は14日、17日から3週間のロックダウン(都市封鎖)を指示した。ウィーンで13日撮影(2020年 ロイター/Lisi Niesner)
新型コロナウイルス感染者の急増を受け、オーストリア政府は14日、17日から3週間のロックダウン(都市封鎖)を指示した。同国のロックダウンは2度目。今のうちに感染拡大を抑制し、医療体制の崩壊を防ぐことで、クリスマス前に商店の営業を再開させたい考えだ。
同国では今月から、夜8時から朝6時までの夜間外出禁止措置を実施したが、商店の営業は認め、飲食店はテイクアウトサービスに限定して営業を継続。劇場や映画館は閉鎖された。
だが、こうした対策でも感染拡大は止められず、オーストリアは欧州で感染率が最も高い国の一つとなっている。
13日の新規感染者は9586人と、春の感染第1波のピークの9倍以上に上った。
今回のロックダウンにより、現行は夜間だけだった外出禁止が全日に拡大され、買い物や運動などの例外を除き外出が禁止される。また、可能な限り、在宅勤務が求められる。
このほか、生活に必要な品やサービス以外の商店は休業となり、学校は遠隔授業を継続または移行する。
クルツ首相は会見で、政府はロックダウンが明ける12月7日に義務教育の学校と商店の営業を再開することを最優先とすると説明。ロックダウンを厳格に実施すればするほど、その期間は短くなると述べた。
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