新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(5日現在)
■豪NSW州、米黒人男性死亡巡るシドニーでのデモ阻止へ法的措置
オーストラリアのニューサウスウェールズ(NSW)州当局は5日、米国で黒人男性が白人警官に暴行され死亡した事件を巡り6日に州都シドニーで予定されているデモを阻止する法的措置に動いた。大規模な集会となり、新型コロナウイルスの感染拡大につながるリスクがあるため。
■無症状者に感染力はないのか、中国発表に残る疑念
中国当局によると、新型コロナウイルスが最初に確認された武漢で無症状の感染者300人を調べたところ、他の人々への感染は確認できなかった。各国が外出制限措置などの緩和を進めるなかで、これは心強い情報かもしれない。
■5月の中国金販売、前月比54%増
中国国営テレビが4日、中国金協会の話として報じたところによると、5月の同国の金販売量は前月比54%増加した。
■20年の世界鉄鋼需要、6.4%減の見通し 21年は回復見込む=協会
世界鉄鋼協会(WSA)は4日、2020年の世界鉄鋼需要が6.4%減の16億5000万トンにとどまるとの予測を発表した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)により工業と建設業が打撃を受けたことが減少の要因だが、21年は回復を見込む。
■ワクチン普及支援に88億ドル、官民組織が目標上回る資金確保
発展途上国へのワクチン普及に取り組む官民組織「GAVIワクチンアライアンス」は4日、資金を募るための英政府主催の「世界ワクチンサミット」で、各国政府や企業、慈善団体などから88億ドルが集まったと発表した。金額は目標の74億ドルを上回った。
■英国、15日から公共交通機関でマスクなど着用義務付け
英国のシャップス運輸相は4日、同国でバス、鉄道、航空機、フェリーを利用する際、乗客はマスクなどで顔を覆うことが義務付けられると発表した。6月15日から実施する。新型コロナウイルス感染拡大抑制のための規制が緩和されるにつれ、公共交通機関の利用が増加することが見込まれるため。
■アルゼンチン、ブエノスアイレスなどで都市封鎖延長 6月下旬まで
アルゼンチン政府は4日、首都ブエノスアイレスなど、新型コロナウイルス感染者が多い一部地域について、ロックダウン(都市封鎖)を3週間延長し、6月28日までにすると発表した。
■メキシコ、新型コロナ新規感染者が連日過去最多 死者816人増
メキシコ保健省が4日に発表した新型コロナウイルスの新規感染者は4442人となり、前日に記録した過去最多を更新した。死者も816人増加した。
■高級車ベントレー、英で約1000人削減へ コロナ禍で=BBC
英BBCは4日、独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車メーカー、ベントレーが英国で約1000人の人員を削減すると伝えた。新型コロナウイルスの感染拡大が影響した。
■ブラジルの新型コロナ死者、イタリア抜き世界3番目に
ブラジルの新型コロナウイルス感染による死者数が4日、イタリアを上回った。同国保健省の発表によると、死者数は過去24時間に1437人増え、3万4021人となった。米国、英国に次いで世界で3番目に多い。
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